見出し画像

筋トレを続けられないのは自己肯定感の低さが原因だと思う

筋トレを続けられない人=自己肯定感が低い?

筋トレを続けられない原因は、自己肯定感の低さにあるのではないか?という仮説を立ててみました。

というのも、筋トレを続けられないのは、筋トレによって得られる成功をイメージできない事が大きな原因であると思うからです。

一方、自己肯定感は細かく見ると「自尊心」と「自己効力感」の2つに分けられます。
「自尊心」とは、自分はこれで良いと認めて誇らしく思う気持ち。
「自己効力感」とは、自分は◯◯をすることが出来ると、自分の力を実感する気持ちです。

自己効力感が著しく低い人は、「自分の行動によって何かを変えられる、状況をよく出来る」など力の実感が著しく乏しいために、過剰なほどに失敗を恐れ、チャレンジ精神が育ちません。

筋トレを続けられないのは、自己効力感の低さのために「つらい筋トレなんてしたって私なんか何も変わらないのに、だったらやらなくていい…」という気持ちが芽生えてしまうからではないでしょうか。

女性の自己効力感の低さ=予防焦点的な思考

コロンビア大学のエドワード・ヒギンス博士が提唱した「制御焦点理論」という考え方があります。これは人間が何かしらの行動を起こす際に、その人の動機を制御する思考パターンは大きく2種類に分けられるという考え方です。

「促進焦点」…得したいが行動の主な動機にある人
「予防焦点」…損したくないが行動の主な動機にある人

全ての人間は「促進焦点」と「予防焦点」のどちらも持ち合わせていますが、個人の性格によってどちらに比重を置くかは大きく変わります。そして一般的には、女性の方が予防焦点が強い傾向にあるそうです。

これは日常生活で触れ合う人達を見ていてもよく分かることで、「得したい」よりも「損したくない」の方が圧倒的に強い女性は少なくありません。

女性に予防焦点が多い理由は、人類の歴史の中では女性の方が「自分の行動によって何かを変えられる」実感を得る機会が少なかったからだと思われます。「自分が頑張って状況を変える」よりも、「変わらない状況の中で自分の利益を守ろうとする」女性が圧倒的に多いのはその為です。

何だかんだいっても男性社会である現代では、女性が自分の頑張りで良い状況を作り出していく「力の実感」を感じにくく、これが自己効力感の低さにもつながっているのでは無いかと思います。

思考を客観視して冷静に目標を追いかけよう

イギリスで18歳〜55歳の男女2,841名を対象に行われた調査によれば、一生の間でダイエットを決意する回数は、女性が平均17回・男性が平均5回とのこと。
引用:HOTNEWS


女性はダイエットを決意する回数が多いですが、逆に言えば「それだけダイエットに失敗している」という事。

筋トレが続かない、ダイエットも続かないのは、自己効力感の低さによる「頑張ってもどうせ何も変わらないし」という悪魔の囁きのためです。

しかし現実には、筋トレを続ければ必ず筋肉はつくし、体型は変わります。
女性はホルモンの関係で男性より筋肉が付きづらいのは確かですが、それでも筋トレを続ければ女性であっても必ず効果は出ます。
参考になる記事: 【実録】筋トレを始めて周りに気づかれるまでの期間【30代男性】

自分の思考がわからず、モヤモヤとした不安感と戦っていよりも、自分の思考を客観的に分析する事でもやもやが晴れる場合もあります。

「自己効力感」
「予防焦点」

心理学の世界で解き明かされた考え方を利用して、自分を客観視することで「モヤモヤした不安感」を取り除けば、筋トレを続けられるモチベーションも見えてくるかも知れませんよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?