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結婚に至るまで

僕は、妻と結婚して4年目になる。付き合った時から通算すると、6年半だ。しかし、僕にとってはあっという間の歳月だ。そしてそれはこれからもきっとそうだろう。付き合うきっかけは、僕が一目惚れした事だ。その時高校生だった妻と20代後半の僕との歳の差は9つ。こんなおっさんと誰が付き合うのだろうか。と思いながらずっと自分の気持ちを我慢する日々が続いた。

しかし、それを友達に相談すると、「自分をこんな気持ちにさせてくれた人だよ!?これから生きていく上で、自分をこんなにドキドキさせてくれる人って、そうそう巡り会えるものじゃない。ダメだと思っても思いを伝えるべきだよ」と諭され、ありったけの勇気を出して告白しようと決意した。その日は、きれいな星空だった。妻がバイトを終えるのを寒空の下待ちながら、凍えていた。(でも心臓はバクバク)

そうして、妻のバイトが終わり、目的地でありったけの思いを伝えようとした。しかし、何故だか目的地に辿り着くまでに、何度も赤信号にかかった。まるで止まれと言わんばかりに。笑それで、1回目は告白を諦めた。

その次の週、日程を取り付け、再度告白のタイミングを作った。この日は、目的地に行くまでに信号にかかることがなかったので、「いける!」と思い、自分の思いを伝えた。その時妻は下を向いたまま、返事をせずに帰っていった。

やっぱりダメか。    

そんな思いが頭をよぎった。そしてその1週間後OKの返事。嬉しくて何度も聞き返した。あの日は今でも忘れない。あれからいろいろあって6年半。今ではお家を購入し、息子2人・ねこ・犬・ハムちゃん3匹で賑やかに幸せに暮らしている。いつもうまく言えないので、今日は笑顔で言おう。

「大好きだよ。いつもありがとう」

#2000字のドラマ

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