僕の彼女は障害者#32
彼女のプロフィール
専門学校卒業|5年間正社員で働く|
鬱病|適応障害|発症|
軽度の知的障害認定|
境界性パーソナリティ障害|
精神保険福祉手帳取得|
幼少期は父親のDV体験|
パーソナリティ障害のその後
ご覧になってくださっていた方々お久しぶりです。
2020年の10月に3つのnoteを書いた後、急にお休みしていた「僕の彼女は障害者」をまた綴っていきたいと思い、久しぶりにnoteを開きました。
再開しようと思った理由。
最近、彼女のサポートがうまくいっていないからだ。
トラブルになることが多い。
彼女の治療は進んで障害も少しずつ改善しているはずなのに。
何故だろう。
ぼくの理解が足りないのか。
彼女の成長不足なのか。
彼女の障害特性なのか。
安定してきた生活リズム
彼女の治療は進んでいる。
睡眠導入剤の調整が進み寝付きはかなり良くなっている。
現在はルネスタの3mgを服薬している。
寝つきが悪い頃は
22時に入浴
23時に服薬
24時に就寝
彼女が寝るのを見届けてから、僕も就寝だったので1時頃に寝ることが多かった。
現在は
21時に入浴
22時に服薬
22時半に就寝
と90分ほど早くする事が出来ている。
これはルネスタの3mgで睡眠の導入で質が格段に良くなった事が大きな要因だと思う。
お陰で僕の睡眠時間も増えて、日中の眠気も少なくなってきた。
朝、彼女は6時半から7時には起床して朝の準備を始める。
デイケアやジムに行く準備をする。
2週間に1回は自宅で休息を取る日も作っている。
自立して生活出来るところが沢山出来上がってきたのだ。
コミュニケーションの課題
変わらずコミュニケーションの課題は大きい。
しかし、僕たちなりに工夫をしている。
主治医との毎週の面談で彼女は「言いたい事が整理できない」課題があった。
相談したいことを言う前に診察が終わってしまってモヤモヤ。
こんな事の繰り返しだったが、今は出来事を整理するファイルを作り、その内容を伝えるスタイルにして上手く伝える事が出来ている。
書いて思考整理することは大事なんだと感じます。
とは言っても、そのファイルを出す事が恥ずかしくてスムーズにいかない事も度々。
ただ、彼女が自分で考えたツールなので頑張って使ってもらいたい。
ふと思い出した。
そういえば、このファイルを燃やしてしまったこともあったな、、、
きっと僕へのアピール。
「私を見て!」「こんな事したら困るでしょ!?」「だから私をみて!」
しかしその後、デイケアの看護師さんと相談して彼女はある目標を立てている。
「このファイルを燃やさずに1ヶ月続けられたら合格のスタンプを押してもらう」
これは効果があった。
自分で作ったファイルと自分で決めたルールなので大事にする事が出来ている。
軽度の知的障害があるので、言葉選びや理解には苦労するが、少しずつ成長を感じる。
最近のトラブル
最近は状態が改善してきた事で、僕の気持ちが緩いのかもしれない。
彼女曰く、
「私のことを見ていない!」「私なんか必要ないんじゃない?」
パーソナリティ生涯の0か100の考え方が顕著に出てくる。
大抵トラブルが起こるのは、僕の対応が今までより薄くなっている時だ。
大体この2つ。
■疲れていてお風呂で相手をしなかった
■お酒を飲みに行って帰りがけ遅くなった
その度に怒りが溢れて1時間近く、とにかく文句や不安を言い続ける。
もしくはひたすらLINEを送ってくる。
彼女は僕の変化に違和感を感じて、彼女の主治医や看護師に相談したそうだ。
「彼は精神病かもしれない」と。
答えはハッキリと二人から「彼は病気ではありません」と言われたそうだ。
僕の対応が薄くなり、自分への愛情が減っているように感じるから、それを病気の影響に置き換えたかったのだろうか。
もしくは、主治医や看護師から僕に対して「もっとしっかりサポートをして!」と釘を刺して欲しかったのかもしれない。
何にしろ、自分をもっと見てほしい気持ちが溢れているのだろう。
たった今のトラブル
今日のトラブルはこんな事だ。
夕食のあとに一緒に映画を見ていた。
僕はお酒を飲んでいたので、途中でウトウトしてしまった。
起きたり寝たりしながら見ていた。
映画が終わって、さぁお風呂に入ろうと声をかけてかけた。
彼女は無反応。
「もっと他愛もない会話をしたかった」
「一緒の時間を過ごしたかった」
と話しながら、動かない。
ここで上手く進む方法は分かっている。
彼女のことを抱きしめて愛情たっぷりに接してあげることが大事。
ただ、お酒を飲んでいた僕はその判断ができなかった。
お酒の影響なのか。
僕自身の認識不足なのか。
どちらにしろ、良い対応をすることができなかった。
そして、険悪な雰囲気に変わっていく。
21:30ごろのお話。
入浴はしたが、玄関にしゃがみ込んだり、家にあった封筒や書類を破いたりしていた。その後もそんな行動が続いた。
この行動は彼女の不安を表していて、その不安を紛らわすための行動でもある。
ベッドには入るものの多弁で僕に対する不安、不満、文句などなど延々と話している。
僕にとって、彼女が多弁になった時の高い声のトーンが本当に苦手だ。
耳を塞ぎたくなるほど苦手な音なんだ。
おわりに
睡眠導入剤を飲むことはできたので、1時には寝落ちしていた彼女。
今日はまだ起きてこない。
どんな様子なのか気が重たい。
しかし、noteでテキストにすることで僕自身の考えも冷静になっている。
状況を俯瞰してみることができてきた。
やはりテキストに起こす作業は大事だ。
お読みになってくださった方々ありがとうございました。
皆さんの励ましの気持ちでここまで進むことができました。
これからも少しづつ続けていくのでよろしくお願いします。
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