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僕の彼女は障害者#23

精神科での出来事

昨日は彼女の精神科への通院日。
以前は1ヶ月に1度で十分だったが、最近は1週に1度通院したいと本人の要望で、頻通院をしている。
理由は主治医と話す時間を増やして信頼関係を作りたい。(本人の気持ちです)

通院の際は、なかなか自分の思った事を伝えられなかったり、先生の言っている内容が理解しきれなかったりで困る事が多かった。
今日は事前に話したい事を紙にまとめて行くと本人から提案があったのでそのようにしていた。
その内容は
▲話したい内容が先生に話しきれない
▲日々の出来事ノートにコメントを書いて欲しい
▲昔の同僚が失踪してしまったこと
これらをまとめていた。

そのノートを持って受診が始まった。

僕は診察室に入る日もあるが、今日は本人から「1人で行く」とのこと。
見守ることにした。

珍しく40分ほどでてこない。

出てきた。
そして僕も診察室に呼ばれた。

先生から話し合った内容と決まったことの報告があった。出来ることと出来ないことの整理をしたそうだ。
▲診察は1回につき30分まで
▲ノートへの返答コメントは出来ない
▲レスパイトでの入院はできない

こんな返答だった。
大方、僕の想像していた内容と同じだった。
本人は府に落ちない顔をしていたが、そのまま終了となった。

薬をトイレに捨てた

薬局で処方を待っている時から表情がおかしい。
声をかけてもそっけない態度。
薬をもらい、帰宅するのに車へ行く途中、
姿がなくなった。10分ほど周囲を探したがいない。
電話をしたら出てくれたので、行方がつかめて合流した。

彼女は「薬をトイレに捨てた」と言っている。
なぜだ??勘弁してくれ・・・・
どうして?と尋ねるが無視。
この時僕の頭には
◎「このまま帰るか。本人の自業自得だ」
◎「このまま帰ったら後が大変だ。探さなければ。」
◎「反省させる意味でも、先生に話してもう一度処方してもらうか」

3つの選択肢が浮かんだ。
僕は自分がこの後大変になるのはうんざりだ!と考えて
病院に電話した。
再度処方箋を書いてもらった。薬も再度処方してもらった。
当日に同じものなので、全額負担。
保険は使えない。
仕方ない、薬がないよりはマシだ。

彼女の気持ち

そのまま帰宅する途中、彼女はこう言っていた。
ー「誰も私のことなんか心配してくれない。」
ー「だから先生は私のノートにコメントを書いてくれない。」
ー「薬を捨てれば治療出来なくなるから困るだろ!と思って捨てた。」ー「困ればもっと私の事を見てくれるはずだ。」

僕は「いったい何をしたら心配してると感じるの?」と聞いた。
彼女「それは分からない」と言う。

1時間かけて自宅に帰宅。
その間はずっと、先生に見捨てられた話し。
自宅でも彼女は「寂しい」「不安」「もう消えたい」の繰り返し。
薬も飲まないと言う。

お風呂に声かけしても動かない。
もう、放っておいた。
すると20分くらいウトウトと寝ていた。
起きてお風呂に入り、就寝の準備に入る。

不安な時は寝る前が山場だ。
なかなかな寝ない。ずっと不安を話して声出しの連続。

60分経過してやっと寝てくれた。
1日が終わった。
「お疲れさま」
自分にこの言葉をかけて今日は寝よう。

ここのところ、彼女の不安定が続き、それに引っ張られて毎日noteが途絶えてしまった。日々の安定した日課造りは難しいのだ。
パーソナリティ障害のサポートは大変だ。
(大変なんて言葉ではまとめられない)

ありがとうございました。

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