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僕の彼女は障害者#26

精神障害に気分の波はあって当たり前

先週の木曜日のことだ。
僕の仕事終了後にある予定を組んでいた。
彼女はデイケアの終了後に僕の会社の近くまできて、合流して目的の場所へ向かうつもりだった。
前回に行けなかったジムへ入会していくことを決めていたのだ。
この日の予定は
仕事終了→合流→ジム→帰宅・夕食→入浴→僕は仕事のZOOM|彼女は就寝
という流れで事前に準備をしていた。

しかし、出鼻を挫かれる出来事が起きた。
僕の仕事終了後に合流する予定だったが、彼女のデイケアからの道のりがいつも以上に渋滞していて待ち合わせの時間に間に合わなかったのだ。
そこから彼女のモヤモヤは始まり、一度始まると全てがモヤモヤし続けるのだ。

ジムへ向かったが大失敗

時間に遅れながらも、パニックになることはなく合流することができた。
帰宅が遅くなるか、ジムの時間を少し削れば良いだろうと思ってジムへ向かった。
20分ほど車を走らせ到着。

やってしまった・・・
木曜日はジムの定休日だった。
彼女に謝るが、表情が曇っている。
(不穏な表情が強くなってきている)
しかし、ここは彼女が以前とは違う成長した部分。
暴れないし、泣かない。
不穏な表情ながらも、切り替えをして夕食を買いに行って帰宅する流れに変更ができたのだ。
そこは褒めて、次へ進もうと考えた。

車から降りてこない

しかし彼女は買い物するために到着したスーパーの駐車場で車から降りてこない。
僕は「買い物をするよ」と声をかけて少し離れた場所で降りてくるのを待っていた。
すると、彼女は車の中で窓を「ドンドン!!」と叩いていた。
僕を呼んでいる様だ。
様子を見にいくと不穏な表情を浮かべながらも、手を出してきた。
これが今の彼女が進もうとする道の自己表現。
彼女なりに、「この後、買い物をして家で夕食を食べれる様に」と選んだ手段なんだろう。
僕は手を出して、彼女を車から降りる様にエスコートした。
すると順調に車からスーパーへ向かい、買い物をすることができた。
そのまま、自宅への帰路につくこともできた。
彼女の成長が見れた場面だった。

彼女の限界

とは言ってもまだまだ、改善するところはあるのだろう。
車中では、不安や困ったことを延々と話している。
あの不安な「声のトーン」「声の抑揚」「表情」「言葉」
それらは僕にとっての「ネガティブになるスイッチ」でしかない。
この日も車中でそれらを受けた僕は「ため息」をついた。
ため息に反応する彼女。
彼女は周りの人の非言語の部分から多くのネガティブ情報を察知する。
こんな時は車中で寝てくれたら落ちつののに、、、、と思いながら車をそのまま走らせた。

寝る前も不安定

帰宅後、夕食を終えて入浴。
その後、僕はZOOMで打ち合わせの予定があった。
21:30〜23:00の予定だった。
スタートから特に問題はなかったのだが、23:00少し目になると彼女はソワソワと僕の周りを歩いている。
23:00になると僕の前に座って、PCを触り出した。
PCの画面をいきなり閉じたり、カメラ部分を隠したりと「邪魔」をしてくる。
きっとこう思っていたんだろう。
「予定の時間を過ぎている。まだ終わらないの?何時までやるの?」
ZOOM自体は23:05に終わったので、彼女はその後、大きく乱れることはなかったが、彼女の考えの主体が「わたし」が大きいことに変わりはないと気づくエピソードだった。

最後に

順調に治療も進んでいる様子がわかる様になってきた。
彼女が安定した生活を送れる「薬の量と種類」にたどり着いてきた印象だからだ。
しかし、彼女の先進状況の「波」が消えるわけではないだろうと思う。
今後も「右肩あがり」なのだが、その中でも上下して良い日・悪い日はある。全体的に見れば「右肩あがり」なのだろう。

ここのところ僕は発散に「お酒」を多用していた。
その影響か生活リズムを崩し、「胃の不調」「肩こり・首こり」「腰痛」「足のダルさ」「全体的な疲れ」「朝の目覚めの悪さ」などなど不調が大きかった。
(毎日湿布を身体中に貼っていて、月の湿布代が8千円になってしまった)

お酒の量を減らし、「弘真胃腸薬」と「養命酒」を生活習慣に導入した。
古くからの漢方に期待して今回は終了にします。

週に1度、土曜か日曜の更新を続けていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!

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