はじめまして、TM NETWORKミュージアム(非公式)です。
お知らせ
本プロジェクトについては、資料の紹介、公開等について方針等の再検討のため一時停止致します。
ご期待いただいた皆様、申し訳ございませんでした。
以下の記事に関しては、参考のため削除せず残しておりますが、一部内容の修正・削除等をしておりますのでご承知おき下さい。
(2024/03/15 22:03)
皆さんはじめまして。
TM NETWORKミュージアム(非公式)です。
X (Twitter)のアカウントの投稿で初めて知られた方が多いかと思いますが、実はかれこれ10年以上、構想をあたためながらひっそりと活動してきています。
この記事では、このプロジェクトがどういうものなのか、何を目指しているのかについて、その概要をお知らせしたいと思います。
プロジェクトの概要
プロジェクトの名前
このプロジェクトの正式名称は
日本語: TM NETWORKミュージアム(非公式)
英語: Museum of TM NETWORK (Unofficial)
略称: MoTM (Museum of TM NETWORK)
ですが、通称は「TMミュージアム」あたりが短くていいのかな、と思っています。(いい通称を思いつかれた方は是非コメントください!)
何をしているの?
現段階では、TM NETWORKに関する資料や証言を収集・保存したり、我々が収集・保存できていない資料については、その資料の所在、保管している組織や人を調べて記録するといった活動をしています。
収集活動については、TM NETWORKアーカイブスプロジェクトで主に行ってきていますが、長年の個人的な収集物もコレクションに含まれています。
今後は、収集した資料や証言を解説や説明と合わせて一部公開していくなど、情報公開も進めていこうとMoTMプロジェクトを立ち上げました。
活動内容
活動内容は?
MoTMプロジェクトの目標は、TM NETWORKに関する様々な資料、証言、噂、ファン活動その他TM NETWORKに関するあらゆる情報を収集して、それを公開することです。
ただし当面は、著作権や商標権、パブリシティ権などの制約もあり、資料によってはその全てをデジタルでWeb上に公開するといったことができません。
そのため、解説や説明、当時の感想などといったメインのコンテンツに付随する形で資料の一部を公開したり、資料そのものではなく、内容の情報のみ、あるいは資料の存在のみを紹介するなどの形で、TM NETWORKの活動や各種の権利に影響しないよう十分に注意して資料や情報を公開していこうと思っています。
なぜこんなことをしているの?
TM NETWORKの活動が40周年を迎えようとしている今、資料や証言などを積極的に収集しないと、失われてしまう資料や情報が多くなってきているからです。
TM NETWORKの歴史は、その背景となる前身の活動なども含めると40年を超えており、メンバー、関係者、ファン含め、残念ながらその記憶もあやふやなものとなりつつあります。
いわゆる「公式な」ヒストリーが書籍などの形で公開される機会はありますが、そういった場合、商品化するために様々な情報を取捨選択する必要があり、全ての情報を載せきれるわけではありません。
また、そういった公式の歴史では、TM NETWORKそのものの活動については触れられても、それを取り巻くファンの活動や、当時の空気感といった周辺の情報が扱われることはほぼありません。
ライブやイベントなどの現場での記憶、当時ファンの間で語られていた噂、メディアでのインタビューの中身、あるいは直接メンバーや関係者から聞いた話など、公式の記録には残らない、あるいは公式には触れられない歴史や人物などもTM NETWORKの歴史の一部です。
かつてはファン有志がまとめたTM NETWORKの(非公式な)ヒストリーや情報などがNifty、Geocities、Infoseekなどの無料Webスペースに多数公開されていましたが、近年のこれらの無料Webサービスの閉鎖でほとんど消滅してしまい、せっかくの貴重な情報の多くが失われてしまいました。
日本ではポピュラーミュージックのアーティストに関する資料を収集、保存して公開していくという文化や、それらを分析し、研究するといった学術的アプローチはあまり行われていません。
一部の有名アーティストなど、非常に熱心なファンが個人的なファン活動の一環として収集したコレクションを公開したり、場合によっては私財を投じて資料館をオープンしたりといった例はありますが、個人でそういった活動を長期に維持するのは難しく、結局資料が散逸してしまうなどといったことも少なくありません。
このプロジェクトでは個人的な活動に頼ることなく、組織的な運営を目指しながら、できるだけ多くのTM NETWORKに関する情報を集め、TM NETWORKの「記憶と記録」をまとめていけたらと思っています。
どんなものを収集しているの?
資料の収集と保存に忙しく、記録の整備が間に合っていませんので正確な資料の全容は明らかではないのですが、以下のようなものや、それらの情報を収集・保管しています。
販売された作品(シングル、LP、CD、MT、ビデオ、LD、DVD、Blu-Rayなど)
特典や限定プレゼントなどで配布されたもの
書籍や写真集、雑誌などの公刊された出版物
グッズなどのファン向けのアイテムやそのカタログ等
パンフレットやファンクラブ会報などのファン向け出版物
メモリアルチケット、フライヤー、リーフレットなど
新聞・雑誌記事などの切り抜き
テレビやラジオ出演などの録画物・録音物
デモテープや資料音源・ビデオなど
コンサートツアー各公演の様子などの記録やレポート
ファンイベント、展示会、展覧会などの情報(名称、開催日時や場所)、開催記録やレポート
証言(関係者・ファン)などのオーラル・ヒストリー
ファン活動(同人誌、ミニコミ誌、私設ファンクラブ会報など)
※この項を以下の通り修正し、方針を当面留保します。(2024/03/15 21:20修正)
「同人や私設ファンクラブ活動については、積極的に資料を収集せず、他の資料に混じって該当資料が入ってきた場合には封印資料(分別保管し受入記録等行わない)とする」ドメイン名などのインターネット上のリソース
(ドメイン名は公式サイドでご利用の意向があればご提供することも可能です。お問い合わせください)
今後の活動予定は?
当面はMoTMのX (Twitter)アカウント(@tmnetworkmuseum)で、情報の公開やお知らせなどをしていきますが、今後の展開によってはWebサイト上での公開や、YouTubeやポッドキャストなど動画や音声などで情報や資料を一部公開するなどの活動もしていけたらと思っています。
ただし、繰り返しになりますが著作権や商標権、パブリシティ権などの制約もありますので、資料によっては全ページスキャンして公開したり音声や映像などの全体をそのまま見れるようにしたりといったことができないこともあります。
そういった資料の場合、解説や説明などの主たるコンテンツの中で引用する形で資料をお見せしていくといった公開方法が主体になっていくと思われます。
将来は関係各所からの許諾を得たり、あるいは博物館や博物館相当施設として資料やデジタルアーカイブを公開できるようにしたいと考えていますが、大変遠い道のりです……。
また遠い目標ですが、資料などを元にした研究、報告、論文など、学術的な成果にもつなげていきたいと思っています。
お願い
最後に、MoTMプロジェクトからのお願いです。
収集対象資料等の提供
もし、以下のようなものをお持ちの方、所在をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひMoTMのX (Twitter)アカウント(@tmnetworkmuseum)宛にDMでお知らせください。
お持ちの資料等の内容を伺った上、ご提供をお願いすることがございます。
TM NETWORKのグッズ(特に1994年までのもの)
ファンクラブ会報(Café Talkに関してはVol. 10以前のもの)
ツアーの各公演の記録(曲目、演出、演奏、会場の雰囲気、メンバーの様子など)
ファンイベント、展示会などの記録(名称、開催期間、会場、様子など)
エアチェックなど、テレビやラジオなどの出演を録音・録画したもの(特に首都圏以外での放送だったもの)
コンサートのチケット半券など
フライヤー、リーフレットなどの配布物
デモテープや資料音源・ビデオなど
メンバー、関係者などから直接聞いた証言
その他、貴重だと思われる資料
※ 皆さん個人の体験談やレポート、当時の噂などについては、今後収集のための仕組みを作っていきたいと思いますので、現時点では収集していません。ぜひお手元にメモやレポートとしてまとめておいて頂ければと思います。
資料のご提供方法については内容によりご相談させて頂きたいと思いますが、当プロジェクトへの寄贈のほか、寄託(ご提供者の所有権を留保したまま、当方で資料を記録の上保管する)などの方法も可能ですので、個別にご相談させて頂ければと思います。
ボランティア
これからのこのプロジェクトでは、
活動方針や資料収集方針の立案
資料の収集・整理
資料の保存のための処理
資料等の記録
証言等の収集(取材・録音・録画等)
データベースの作成
資料公開のための解説や説明文の作成
Webサイトの構築・運用
など、様々な業務が発生していくと思います。
現在はこれらを館長が一人で行っていますので、なかなかそのための時間が取れず、プロジェクトが進まない原因となっています。
もし、これらをボランティアでお手伝いして下さる方がいらっしゃいましたら、MoTMのX (Twitter)アカウント(@tmnetworkmuseum)までDMでお知らせください。
最後に
TM NETWORKというプロジェクトが、日本のポピュラーミュージックシーンに及ぼした影響は非常に大きなものがあると思っています。
リミックス、リプロダクト、リニューアルといった言葉もそうですし、先進的な舞台技術を取り入れたステージや、コンセプチュアルな活動の姿も、その多くがその後のポピュラーミュージックシーンに定着しています。
また、TM NETWORKは非常にコアなファンが多く、資料や記録なども公式・非公式問わず多くが良質に保存されている傾向にあります。
このようなアーティストやファンコミュニティは他にあまり多くなく、それもTM NETWORKの特殊性を際立たせるものになっていると思います。
このプロジェクトでは、そういったTM NETWORKを取り巻くあらゆる情報を収集し、TM NETWORKという存在とその歴史を記録し、保存していきたいと思っています。
ご協力、応援よろしくお願いします。
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