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NHKフランケンシュタインの誘惑、常温核融合

これが発表された当時、
ほんとかなぁって懐疑的でした。

なぜなら、核融合するためには
原子爆弾のエネルギーを使うぐらい
高温、高圧の状態を作り出す
必要があるようだったからです。

それが試験管の中でできる?
ウソ〜って感じでした。

思わず試験管ベイビーかって
ツッコミを入れていました。
(心の思いで特に意味ないです)

やり方が科学雑誌に載っていましたが
印象としては単なる化学変化じゃないの
って思いました。

ところが次々と追試に成功した、
核融合した時に出る放射線を
確認したなどといった記事が出て、

う〜ん、常温核融合って可能なんだー、
ヘェ〜と思いました。

なにしろ下手の横好きなだけで
科学の学位のないド素人の私には

世界中の科学者が提出してくる論文に
ケチをつける資格も何もないわけですから
何を言ってもせんないことでした。

ただ試験管の中だけで
どれほどのエネルギーを出せるのだろう、

それこそ車を動かすほどのエネルギーを
抽出できたのかなあと思っていましたが

時の経つのは早いもので
もうすっかり忘れていました。

それがこの番組で取り上げられて
懐かしさを覚えるのと同時に

やっぱり嘘っぱちだったかー
って感じでした。

厳密、エビデンス、理論、客観性、数学などで
普遍性、再現性、そして予言を求められる科学は

非人間的な真理を明示するものと信じていますが、
それでも最後は人間的な欲望が入って

データの捏造、改ざんなどが
行われてしまうんだなぁと思いました。

であるならば、科学ですらそうなのですから、
日常暮らしている私たちが権力者に忖度して

証拠の隠蔽、捏造、改ざんするのも、
あってはならないことではありますが、

そういう事件が起こっても
不思議ではないだろうと思いました。

さて、新たな常温核融合、
現在は凝縮系核反応っていうんですか、
忘れましたが、

これはナノテクノロジーを使って
行われているようですが、

番組の説明を見た限りの印象では
核反応というよりは
プラズマ系の現象のように感じました。

もし核融合がなされたのであれば、
1核融合物質、確かトリチウムができていること。
2放射線、確か中性子やガンマ線が出ること。
3入力を上回るエネルギー(熱)が出ることが
最低条件だったと思います。

番組では入力エネルギーよりも
高い熱が出ていたようですが、

もしそうであるならば
新エネルギーとしての研究及び
産業利用の方策を考えれば

十分エネルギー革命として評価できるので
どうでも核融合にこだわる必要はない
のではないかと思いました。

放出された熱エネルギーについてですが
この実験における理論があるだろうから

理論値と実験値との整合性を見れば
それが核融合かどうかわかるはずだろうと考えました。

何らかの理論に基づく仮説をもとに
実験がなされたであろうから理論値があり

その理論値と実験値がどれほど
合っていたのだろう、

もし理論値との乖離が大きければ
それは方法も含めて単純な実験の失敗なのか、

それともやはり核融合ではなかったと
言えるのではないかというわけです。

それでも核融合させたいのであれば
レーザーか何かの熱線を与えれば

高温、高圧の条件を満たすのでは
ないかとも考えましたが、

そうなると周りの金属が溶けてしまい
結局高圧にならないなあ、それじゃダメじゃん、
春風亭昇太ですになってしまいました。


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