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大型免許合宿とリモートワーク、はたして共存できるのか!? DAY.10

この記事は… 
運転が苦手な文系ビジネスフリーランサーが、リモートワークをしながら合宿で大型免許取得に挑戦する日記です

仮出所で捗る仕事

いよいよこの合宿も10日目、正直こんなに苦戦するとは思わなかったが、折り返しの証である仮免許証を手に入れた。

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アゴが歪んでいるが、誤差の範囲内である。

これでようやく、路上という魑魅魍魎が跋扈する魔界に出られる権利を得た訳であるが、普通免許や二輪免許の経験から、場内よりも路上が楽しかった記憶があって、ようやく自由に車を運転できるという高揚感があった。

この日は朝一に検定、午後から3時間の路上教習というなかなかハードなスケジュールだったが、その分、宿舎に帰らずに教習所内で作業ができたのと、気持ちが楽になったこともあってか、仕事は思いのほか捗った。

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フリーランスである私は、単純な拘束時間ではなく、集中力によって仕事の出来が決まる。
短時間であっても集中さえできれば爆速でアウトプットが出せるのが私の長所だ。

一方、気持ちが乗らない時は何をやってもダメなので、サラリーマン、ましてキッチリと残業(役所では超勤、超過勤務という)時間が管理される公務員にはおよそ不向きだったんだろうなと改めて思う。

ちなみに、今さらながら携帯電話の充電は禁止だということが判明。

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私が充電しているのはPCなのでギリセーフ…?

ローカルな床屋でリフレッシュ

仕事もひとまずいい区切りができ、午後の教習まで時間があったので、散歩がてら床屋に行くことにした。

Googleマップで調べると、徒歩10分ちょいくらいのところにイオンがあって、中に1,650円の床屋があるらしく、歩いて向かう。

途中、ガストを発見。

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入所中のクサ…いや、おいしいご飯はこの店から届いているらしい。

そして、気になるそば屋の看板を発見。

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そばは手打だヂうめえズラ」とのことだが、残念ながら閉店しているようだ。

私は方言が大好物なので色々と調べてみたが、「ズラ」は長野県の各地で使われているらしい。
「だヂ」は変化球だが、塩尻あたりは木曽街道で岐阜や愛知などと繋がっていて、そちらでよく使われる「だで」が変化したものだろう。

で、イオンに来てみた。

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小さめの地方都市によくあるコの字形の複合モール、イオン内に床屋はあったのだが…

髭剃りがない

仮免の写真から明白なように、私には切るほどの髪がないので、いつもバリカンで丸刈り3mm、髭剃りをしてもらうのがメイン。

特に、マスクをするようになってからは髭剃りの重要度がアップした。

というわけで、ちょっと値段は高くなりそうだが、途中で目に入って気になっていた、ザ・床屋という風情のお店に入ってみる。

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中に入るとおばちゃんが一人テレビを観ていた。

髪を創造する」というキャッチには誠に申し訳ないのだが、当然丸刈りをセレクト。

しかし、3mmを指定するも全然バリカンが反応せず、2mmでやってもらう。

新潟から免許合宿で来ていることを伝えつつ、このあたりの気候や名物、方言などについて教えてもらう。

こういうローカルトークができるのが床屋のいいところ。

髭も理想的な深剃りで、肌がツルツルになった。

旅先で店に入るといつも感じるのは、もう二度と来ることはないだろうし、店員さんとも二度とは会えないんだろうなという、すごく特別な気分になる。この感情に何か名前をつけたい。

「お粗末さまでした」というおばちゃんよ、上手だったぜ。

初の路上もトラブル多し

はっきり言って、路上を舐めていたところがあったことは認めよう。

普通車だと何となくで走れる道が、大型車では危険な場面が多々あるということがすぐにわかった。

特に信号のある交差点の右左折。

まずブレーキ、シフトダウン、そして左右(特に曲がる方向と反対側のケアが重要)の安全確認、後輪が脱輪しないよう気をつけながらラインを考え、スムーズに曲がる。

これが実に難しい。

もう一つ、かなり苦戦したのが車の変更だ。

場内では日野PROFIAに乗車していたが、路上ではISUZUのGIGAがメインとなる。

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もう、ギアのクセが全然違う。別物。

いずれもミッションは7速あり、発進は2ndで軽く左上に入れる(普通車の1stのイメージ)のだが、左いっぱいに入れて上げるとバックギアに入る。

PROFIAはギアが固く、バックギアに入れるには思い切り左に入れる必要があったのだが、GIGAのギアは軽く、2ndに入れたつもりがバックギアに入ってしまうことがあった。

路上の信号待ちで前に停まっている大型車のバックランプが突然点いたら、絶対にビビること間違いなしなのだが、そいつをやらかしてしまった。

もちろんブレーキは踏んでいるので後退はしなかったが…。

どうせなら、場内でも一度くらいは乗せてもらって安全な場所でギアの確認をしたかったところなのだが、こればっかりは慣れていくしかない。

教習所によっても差がある?

教習中、教官とこんなやりとりがあった。

教官「大型免許を取ったら仕事で大型乗るの?」
 「いや、とりあえずは免許だけ取って、もしかすると冬に除雪の仕事で乗るかもしれません」
教官「乗る可能性があるなら、うちの教習所でよかったよ。うちはちゃんと乗れていないと合宿生でも合格出さないから。中には合宿だと多少技術が甘くても、とにかくさっさと卒業させちゃうところもあるらしいからね。」

まあ、どこまでそのとおりかは分からないが、たしかに第一段階は教習内容もできていないとなればもう一時間、という感じだった。

私の申し込んだプランは延長保証プランなので、長くいればいるほど教習所側の金銭的な負担が増える。

教習に係る人件費、3食の食事代(これをガストにせず食堂SSの食券形式にしたら、だいぶファンが増えて地元にも金が落ちると思うのだが)、宿泊費用と、1日延びるだけで教習所側が損をするシステムになっている。

過去の教習では合宿、通学にかかわらず延長になった事例はなかったので、私の大型車への適性やマニュアル車への慣れにもよるところは大きいとは思うが、もしかすると教習所による差も多少あるのかもしれない。

いずれにせよ、せっかく免許を取るのだから、安全に走行できる能力を身につけて卒業したいものだ。

それでは、また明日。

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