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【Vol.1】私がStartup Weekendで3回連続の優勝を逃したわけ

悔しくて目が覚めたのはいつぶりだろうか。

10/12(金)~14(日)の3日間で開催された、Startup Weekend Niigata Vol.8 in TAINAIで、我々のチーム「あんこちーズ」は優勝を逃し、Community Awardという特別賞を受賞した。

プレゼン後の空気感からは、もはや7割がた僕らが優勝だろうと思っただけに、Community Awardで僕らの名前を呼ばれた時は、マジでガックリきたのをまだ思い出す。

Startup Weekend(以下SW)とは、シアトル発祥の起業体験プログラムであり、ざっくり言えば、金土日の54時間で会社を立ち上げてしまおう、というもの。

そんなん無理でしょ、と思う方、このイベントは世界各国で4,500回以上開かれ、36万人以上が参加しているらしい。詳しくはこちらから

私が初めてこのSWに参加したのは2017年の12月。東京でのバリキャリ(笑)を捨て、新潟にUターンして公務員に転身し、2年目の冬。
どんなに頑張っても評価してもらえる場所が職場内になく、辞めて東京に戻る選択肢も依然としてあった中、初参加で優勝という結果を出せたあの経験がなければ、私は今ごろ新潟にいなかっただろう。

続く2018年4月の長岡開催では、起業もしてないのに、前回の優勝経験者としてコーチとして参加させてもらった。

翌月5月の津南開催では再び参加者として、2回目の優勝。

翌2月には、SWのプログラムを公務員向けに応用したオリジナルのイベント、「OMO Niigata」を主催した。

そして、一年あまりの期間があいて開催された2018年10月5日(金)~7日(日)のSW柏崎では、オーガナイザー兼コーチとして運営サイドで参加。

SWの裏も表も知り尽くした(と思っていた)中での、故郷胎内市での参加(オーガナイザー兼務)に至った。

2週連続、Startup Weekendのオーガナイザーをやった地方公務員がもしいたらぜひ教えていただきたい。めちゃめちゃ仲良くなるか、もしくはめっちゃケンカするかどちらかだろう。

今回、自分が社長になろうとは思わなかった。初の参加者が多かったので、自らの経験とスキルを活かして誰かのやりたいことを形にする、というのが私の設定したゴール。

で、今回私が所属した「あんこちーズ」は、最年少参加者の女子高生(以下、JK CEO)が、あんことチーズをいっしょに食べたらめちゃめちゃ美味しくて、人にも食べてもらいたくなった、というめちゃくちゃシンプルかつソリッドな想いに集まったチーム。

↑頼もしすぎるJK CEO

SWで重視されるのが「validation(顧客の検証)」。つまり、「あなたのやろうとしていることに対してお金を払う人がいるんですか?」ということを、机上の空論だけでなく、実際に人に聞いたか、ということ。
お互い初めて会った同士のチームなので、ブレストの時間が長くなりがちだが、結局は仲間内で話し合っても結論は出ない。自分たちのやりたいことをMVP(Most Viable Product)、つまり具体的な商品のひな形を作って、お客さんを見つけにいくのが重要。

我々のチームは、「あんこ」と「チーズ」という極めてシンプルなテーマだったので、おのずとMVPもできやすい。

胎内市(旧中条町)には、三八市という江戸時代から続く朝市があり、チームができた翌日は13日。これは好球必打とばかりに、JK CEOに、大人3人が3,000円ずつを渡し、今日の帰りにチーズとあんこを買ってMVPをつくり、明日の朝市で食べさせてみよう、というところで土曜日終了。

さすが我らのCEO、翌朝、各種チーズにあんこを乗せた、超分かりやすいMVPを作ってくれた。

三八市でも反応は上々。これぞJKパワー!

で…ここで盛大に行き詰まる。
はて、「あんこ」と「チーズ」、どうやってビジネスにする?既存の商品との差別化は?誰が売る?誰が作る?誰が食っていける?継続性ある?ストーリーある?農山漁村関係ある?投資してくれる人いる?

はっきり言って、土曜の夜まで、答えは全部「NO!」

どう立て直したかは、またちと後日...。

#startupweekend #swniigata #起業 #entrepreneur #イベントレポ


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