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大型免許合宿とリモートワーク、はたして共存できるのか!? DAY.14

この記事は…
運転が苦手な文系ビジネスフリーランサーが、リモートワークをしながら合宿で大型免許取得に挑戦する日記です

いよいよ進退極まる

まさかの修了検定に続いての卒検落ち、精神状態は最悪。

補修を受けないと2回目の卒検に進めないのだが、土曜日ということもあり、教習所はかなり混んでいてキャンセル待ちという状態。

そして、次々に聞こえてくる「おめでとうございました」の声。

たぶん、この日卒検に落ちたのはこの教習所で私一人だったと思う。

11:00から卒検を担当してくれた教官による補修を受けるが、正直全然気が入らない。

途中、一人の教官がギックリ腰をやらかしたらしくおんぶされて教習所内を運ばれていく。
ネタっぽく話を振られたが、全く愛想のない返しをしてしまった。
それくらい、自己嫌悪感がハンパじゃない。

少しだけ路上を走ってから、方向転換と縦列駐車を練習。

私がつまづいた後方間隔も練習したのだが、どうも目印を決めてそれに合わせる、ということではちょっと気持ちが悪い。
どうせ補修なら、感覚でバチっと決めたい。

なので、本当に自分がギリギリだと思うまで攻めてみて、実際にどれくらいの間隔が空いているのかを自分の目で確かめさせてもらった。

何となくではあるが、これ以上いったらヤバいという感覚は掴めたような気がするが…所詮補修は1時間、確証までには至らず。

教習所の事務員さんもまさか合宿のやつが延泊になるとは思っていなかったようで、補修から翌日の卒検の手配まで、諸々調整が必要だったようだ。

私自身も卒業する気満々で、荷物は全て車に積み込んだまま。

とりあえず、支給の昼飯をもらう。

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デジャブ感がすごい。もう2週間もいるのでメシのローテーションが一巡してしまっているのだ。

こんなメシでは、明日の卒検も受かるわけがない。

困った時の強い味方、食堂SS

信州塩尻自動車学校の合宿でメシに困ったら、迷わず食堂SS一択。

もう、おばちゃんが顔を覚えてくれている。

まずは間違いなさそうな生姜焼き480円から。

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間違いない。

続いて、増税の影響をみじんも感じさせないキスの天ぷら100円。

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揚げたてさっくり、実にうまい。

そして、牛肉コロッケ320円。

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写真には写らないボリュームがあるから。

締めは野菜炒め350円。

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シャッキシャキ。甘い。肉なくてもいいじゃん。

というわけで、贅沢なランチを平げ、宿に戻る。

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もう二度と戻ってこないと誓って、掃除もしてしっかり鍵も閉めたんだがな…。

内省

硬い3つ折りマットレスに横たわりながら、卒検に落ちた徹底的に原因を考えてみる。
なんだか奥歯が痛い。虫歯になったようだ。

大前提として、一発試験と異なり、教習所にお金を払っている時点で教習所にとって私は顧客である。

卒業検定は受かるためのもので、落とすためのものではない。

だからこそ、教官はギリギリまで攻めないように、とか、ポールに当たれば一発で中止だけど、足りなければ減点10点で済むからとか言ってくれるわけだ。

ここで考えた。

このnoteは基本的に毎日リアルタイム更新をしているのだが、ストーリーとしていい感じでこの日記を完成させたい、という気持ちが少なからずあったと思う。

仮免試験では予想以上に苦戦したが、卒検は晴れて一発合格、みたいな感じで。

それくらい、落ちるってことを想定していなかった。

もう少し考えてみた。

普通二輪、普通車、大型二輪を問題なくこなせていた自分と、今の自分とはではいったい何が違うのだろう?

思い当たったことは、社会性とルールだ。

当たり前だが、運転免許は道路交通法というルールによって定められている
教習所も、修了検定も卒業検定も、全てがそのルールによって決められている。

私がはじめて免許を取ったのは18歳、普通二輪免許の合宿だった。
学校の試験や受験勉強というルールの中で最大限の成績を挙げることに全勢力を傾け、成果を出せていたころだ。

問題を解くというというよりは、出題者の意図を正確に理解すること、自分がどんなゲームに参加していて、どう答えてほしいかを汲んで、選択肢を正確に選ぶこと

これだけ。
頭がいいとかはあんまり関係ない、極めてシンプルなゲームだ

普通免許を取ったのがたしか21歳、大型二輪は25歳。

社会のルールを叩き込まれ、上司やクライアントの言うことが正義だった時代ね。

翻って、今の私はといえば、自由すぎるフリーランスという立場
仕事が気に食わなければ受けなくてもいい(ただし食い扶持は必要)。

しかも、キャリアの途中で公務員という、ルールに従うことが絶対的な正義、という働き方をして、それが嫌になりすぎて辞めてしまったわけだ。

ルールは自分で作る。価値は自分で決める。値付けも自分でやる。客も自分で取ってくる。
全ては自分の食い扶持に跳ね返ってくる。

こんな考え方では、試験に受からないのも当たり前だ。
改めてそう思った。

スコープを正しく定める

立ち止まって考えてみる。

苦もなく卒業していく若者と私との差は何なのか?

それは、目的だ。

毎回見出しにも書いているとおり、私はビジネスフリーランス、つまり、頭脳労働で食い扶持を稼ぐフリーランサーだ。

これは大型免許を仕事に活用されている方に怒られるかもしれないが、トラックの運転手になりたいという強い思いもないし、免許合宿でも時間とWi-Fiさえあればそれほど能率落とさずリモートワークできるだろう、そしてそれを日記に残すことでおもしろい記事が書けそう、こんなモチベーションなわけだ。

大型一種の取得費用、後でデータ編として細かくまとめたいと思うが、ざっくり22万円くらい。

ネタづくりだけにそんな金を払うやつはいないだろうし、いても運転、あるいは免許取得そのものが好きな一部のマニアックな方だろう。

あとは分かるね。

重要なのは、頭の切り替えだ。

落ちたら帰ることを表明、背水の陣を引く

生まれてはじめてだと思うが、ホームシックになった。

海外への渡航14ヶ国、バイクで日本一周をした私が、だ。

自分のルールで物事を進められない14日間は、はっきり言ってなかなか厳しい。

というわけで、SNS上ではあるが、決意表明をしてみた。
これぞ背水の陣である。

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もう一つ、見栄えを気にするのはいったんやめ。

見栄えというのは、SNSでのリアルタイム発信だ。

余計なことは考えなくていい、ただ、明日の卒業検定を、教習所側が私に求めていることに対し、愚直に応える1日にすればいい。

こう考えると、不思議と迷いは消えた。

念のため、夜はラーメンを食べに行ってみた。

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この豚骨ラーメン、麺のレベルが高い。

こういうポキポキ系の九州っぽい麺は新潟では食べられない。

2回目の卒業検定やいかに!?

日曜日も混んでいるっぽくて、これまでは朝一だった検定が、この日は14:55から。

宵っ張り&朝弱い私にとってはベストコンディション。

だいたいからして、みきわめOKな時点でそれなりに乗れているんだ。

路上前の方向転換で一発中止を食らわなければ絶対にいける。

卒検、スタート。

まずは場内、慎重には慎重を重ねながらゆっくりと方向転換、右バックへ。

右側の車両間隔はOK、左いっぱいにハンドルを切り、ゆっくりとバック。
一発OKで、懸念の後方間隔に。

初日はいくらなんでも攻めすぎた。
求められているのは50cm以内。

攻めすぎず、ギリギリ入っているだろうというところでブレーキ。

教官が測定すると…

47cm!

はっきりいってギリギリだ。
しかし、意味のあるギリギリだ。

その後の左折も問題なくこなせ、減点ゼロで路上へ。

結論、どうなったのか!?

晴れて出所となった。

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検定を担当してくれた教官からのコメント。

・ギアがスムーズに入らなかった場面があったね
・左折がすごくいい、理想的なライン
・安全確認もとてもよかった
・まだまだ慣れていないところもあるから、仕事で使うならちゃんと練習してからね

みたいな感じかな?

とりあえず、自分の中では絶対合格だという確信があったので、マジで!?みたいなのはなかった。

書いていたらだいぶ長くなってきたのと、もう眠くなってきたので、続きは明日でいいかい?

では、また明日。

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