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概念レベルの仕様設計について質問に答えたらリサーチ手法としてやってみたいこととマッチした件(あるいは備忘録)。

競合調査しているPdMからこんな質問が来た。

(ちなみになんですが、個人のグループと機器のグループみたいな、概念レベルの仕様の設計って五十嵐さんの過去の職務経験でやったことあったりしますか???)

ちょうど最近「オブジェクト指向」の考え方を使ったリサーチ結果の整理の仕方も良いのでは?と思い、社内のUIデザイナーと勉強し直した始めたところ。。

紐解きたいツールがあるのだけど、使い勝手について簡単に言語化できず時間があったらやろうと思っていましたが出来ていない状況。

それでも取り組むことで今後のなにかにつなげてみたいと思っています。

すぐ着手出来ないので備忘録的なものとして残しつつ「こんな取り組みしているよ!」などあればオンラインなどで情報交換できる人いたら良いなの気持ちでnoteをしたためました。

■オブジェクト指向をリサーチに応用したらどうなるかためしたい

「オブジェクト指向」とは1970年ごろに誕生したソフトウェア工学とか情報処理系の概念 ウィキペディア

1972年から80年にかけてプログラミング言語「Smalltalk」を開発したゼロックス社パロアルト研究所の計算機科学者アラン・ケイが、その言語設計を説明する過程で誕生している

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E6%8C%87%E5%90%91

■(ちょっと余談)オブジェクト指向を知ったきっかけ

  • 2000年代に働いていた1社目のUIデザイン事務所が事務機器デザインメーカのデザイナーが社長で、道具×ソフトウェア開発×デザインの会話をたくさん出来たのです。

  • 社内に「オブジェクト指向の世界」という本があった

  • GUIに向き合う事が多く当時でてきたタッチパネルでの操作をどの様に実現するかの格闘があったと聞いています。

  • 当時は留学なども会社から派遣されたりしていたようで、開発者もデザイナーも最新のものを学び、"日本にアレンジして"設計・デザインされていたのだとおもいます。大量生産できる仕組みへのチャレンジもあったようでコツコツ積み上げていたのでしょう。JIS規格などもその要素だと思います。(お世話になったお客様も、協力会社のデザイナーのみなさんも優秀な人ばかりで、ユーザビリティとUIに興味があるだけのひよっこな私に色んな話をしていただきました。)

話は戻って、、、

■なぜオブジェクト指向が使えるかと思ったか

・分析したいツールはSaaSプロダクトだが「道具×ソフトウェア×デザイン」なのでにている概念が使えると思った
・他社のプロダクトデザイナーはオブジェクト指向により、概念設計をすることもあるというお話を聞いた
・UIの要素である「インタラクション」は認知的なコミュニケーションが含まれているため、「わかりにくさ」を紐解くヒントになりそう

■どうやるのか、やってみたいこと

本にはオブジェクト指向UIを使ったUI設計のプロセスが書いてあります(名詞を見つける、動詞でカテゴリする、、、など)。
それを使って現状の機能をモデル化しそのモデルに付いて課題出しをし、改善を考えるのが良いのかと思います。

定性的なところは認知的なわかりやすさの抽出をし、定量的な比較方法としては「効率」がキーワードになり、具体的な指標としては「目的達成までのクリック数の比較」「目的達成までの画面遷移数」が有効と考えられます。

■参考情報
・オブジェクト指向UIデザインを本にしたソシオメディア上野さんの記事
OOUI – オブジェクトベースのUIモデリング https://www.sociomedia.co.jp/7279
・オブジェクト指向UIデザイン本
オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 アマゾンリンク

■他社事例

freeeのデザイナーさんブログ リンク 
PLAIDさんの記事 リンク

■最後に

ここまで読んでくれてありがとうございます。

「こんな取り組みしているよ!」や「ちょっとどうかねえ、、」などなど、あればオンラインなどで情報交換できる人いたら良いなの気持ちです。
Xのリンクはこちら(@0tmkigrs0)



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