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#127帰省して思う

先週金曜日から関西の実家に戻っていた。
もともと個人的な要素が大きい帰省で、ある意味「関西旅行」、親孝行ができていたのかは不明だが。

私の親は偉いなとつくづく思う。
子ども(=私)を一人前にした上で、大人になった私にまだ、なにくれと世話を焼いてくれる。
親になる人は、やはりその『資格』がある人なんだなと思う。
世間では色々あるが、(今のところ)親になっていない私には、その『資格』がないのだろう。

これを、以前「負け犬」と称した作家がいたが、個人的には資格の有無と思う。この資格は優劣ではなく、人生劇場における主人公のキャラクターというか、(ちょっと微妙な表現になるが)仕様である。

今回の帰省で、全く今更ながら、(巣立つ前の)家族との生活や両親の存在は自分を知る、理解するための『仕掛け』や『誂え』だと分かった。

目の前の事象に気を取られて、分からなかったが、型抜きクッキーの、クッキー(私)を抜いた後の生地からクッキーの姿を知るようなものだろうか。

実家にいた最終日、両親と近所の人との間で些細な行き違いがあり、そのために、私は細やかな力仕事をすることになった。
(自己満足だが)私は少しでも親孝行できたことが嬉しかった…母は行き違いに猛烈に腹を立てていたけれど。

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