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#121新緑がそろそろ

昨日は夕暮れ時の散歩で、今シーズン最後の名残り桜を楽しんだ。

もちろん桜前線は北上中だから、東北や北海道はこれからが楽しみな季節である。

こちらは木々の新芽や葉が目に鮮やかな季節に入る。
今日はついに「青葉」の匂いを感じた。

香りではなく、匂い。
湿気を帯びた、少年から青年になりかけた若者が発する熱を思わせるような、真っ直ぐさとナイーブさが鼻をつつく。

この匂いは、特に好きでもない。
なんというか、菜の花や桜の季節ののどけさや穏やかさの余韻、ふんわり包まれていた乙女のベールがどこかへ消えて、不意に梅雨や初夏へのレールを見せつけられたようで、ぎこちない。

そんな「青い氣」が芽生えはじめているというのに、私はまだ眠気が拭えない…

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