4/17 ヘアカットスキルの習得方法

 昨日の続き。『採血の練習はいきなり人の腕でやるのか』という疑問、からの。

 似たような疑問で未解決のものに、『美容師さんの卵は、髪の毛を切る練習はどういう経験を積んで実際に人の頭で実践してみるところまで辿り着くのか』というのがある。髪の毛を切る練習用っぽいウィッグ?の画像は見たことがある。座学で理論は身につけて、ウィッグ切って感覚を掴んで、いざ実践? 人の頭って、頭の大きさやら髪の毛の生え癖やら髪質やら、人によって全然違うと思うのだけれど、ウィッグから人の頭に移行したときに、戸惑いが大きいんじゃないだろうか、と。ウィッグで慣れてたら多少の違いはちょちょいのちょいなのかなぁ。格安のカットモデル募集広告、たまに見かけるけれど、あれは『失敗する可能性があるから』『練習のために切るから、客側の思ったヘアスタイルにはならない可能性が高いから』安いのだと思っていたのだけれど、それで合ってるのかしら。

 髪の毛を切って素敵なヘアスタイルをつくるのは、ペラペラの紙1枚平面でチョキチョキ好きな形に切るのとはわけがちがう。曲面に生えている大量の糸みたいなのを重力で下に落ちることを意識した上でトータルで見たときに思い通りの形になるように切る、って、すごい技術。何の能力がいるの? はさみを扱う器用さがいるだろうし、「ここにこうはさみをいれたらこうなる」っていう予測能力(経験でわかるようになるもの?)がいるでしょ、空間把握能力とかもいるの? それとも、実際学んでみたら「あれ? 意外と理屈さえ学べば、思い通りに切れるようになるぞ」ってかんじなのかな? 未知の世界。

 決しておしゃれヘアスタイルではなかったけれど(!)、小学校中学年くらいまでのわたしたち姉妹の髪の毛を切っていた母はすごいなぁ、と思う。普通の髪切りばさみと漉きばさみを使い分けて。髪の毛を受け止めるケープみたいなの使って。簡易美容院ごっこ。

 インスタを見ていると、自分の子供の髪の毛をいい感じにおしゃれヘアに仕上げているお母さんな友達もいて、「おしゃれヘアカットスキルはどうやって身に着けたんだろう」と尊敬する。なんだろう、センス?

 旦那さんが「髪の毛が伸びてきた」と言い出すたびに、冗談で「切ってあげようか」とにやにやしながら言ってみる。毎回嫌そうに断られるけれど、もしそのうち本当に提案に乗ってこられたらどうしようかと思っている。金髪のジェニーちゃん(人形)の髪の毛を切って、おしゃれショートヘアにしようと思ったのに単なるぼさぼさ頭になったトラウマがよみがえる。

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