3/27 ゆるゆるジョブチェンジ

 年度末の末にはいっていると気がついた月曜日から、どうにも『今年度を振り返りたい病』に罹っている。年度末で『今年度』を一旦締めたくなるのは勤めていた頃の名残だろうか。ただ、実際に働いていたときは、年度末なんて、やれ会計の締めだの人事異動による引き継ぎだの次年度の計画だの、なんやかんやと慌ただしく、ゆっくりと1年間を振り返っているような時間はなかった。いっつも、先の季節の予定を追いかけ・追い立てられしていたなぁ、と。

 去年の5月末に退職してから、この3月で無職生活も10か月目に突入していた。心身ともに病んでいた最初の数か月。『なんでもいいから毎日1,000字書こう』と決めてnoteを書き始めたのが8月の頭。自分の中の約束ごとでしかないけれど、『毎日やることがある』状態をつくったのは、気持ちと生活を立て直すのにはとても効果的だった。ラジオ体操の参加カードにスタンプを押してもらうみたいに、noteを更新するたびに連続更新を褒めてもらえるのは、たとえシステムだとわかっていても、やっぱりうれしかった。連続更新の日数が積みあがっていくのも、三日坊主になりがちな自分からすれば随分頑張っている証拠のようで、ディスプレイの前でひとり誇らしかった。自分の考えや思考のクセを客観視できるようになってきたのも、毎日noteに書くようになってからだなぁと思う。

 少しずつ元気になってきて、秋から冬にかけてくらいの時期から、家のことも楽しめるようになってきた。家事への苦手意識が強すぎて、専業主婦は名乗れず、頑なに『職業:無職』で通してきたけれど、ここ最近は、専業主婦まではいけないけれど、『職業:マイペース主婦(初級)』くらいは名乗ってもバチは当たらないんじゃないかと思っている。ゆるゆるとジョブチェンジ。
 家事を楽しめるようになってきたのは、音声メディアのおかげだなと思う。voicyとradiko.jpとYouTube。以前は、家事をしながらいろいろ考えて落ち込むことが多かったけれど、音声メディアを聴きながら手を動かすと、楽しいしあっという間に作業が終わる。もうちょっと続きが聴きたいがために、もうひとつ作業を頑張ることもある。voicyの10分くらいの番組が、食器洗いと休憩タイムのためのミルクティーを淹れるのにちょうどよい。楽しそうに笑う人たちのチャンネルが好きだ。これからもずっと楽しそうな笑い声を配信し続けてほしいなぁと思う。

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