2/9　大切なひとりが選べない

　『どうぶつの森』という、釣りをしたり虫を捕まえたり果物を採ったりどうぶつのお友達と交流したりと、ゆったりのんびりした生活を送るゲームがある（そういえばめっきり『スローライフ』って言葉を聞かなくなったな）。わたしは、ニンテンドーDSの『おいでよ どうぶつの森』からのファンだ。『おいでよ～』以降、『町へいこうよ～』『とびだせ～』『～ハッピーホームデザイナー』『～ポケットキャンプ』とずっとシリーズを追いかけて遊んでいるくらい好きなシリーズだ。

　で、今は、スマホアプリの『どうぶつの森 ポケットキャンプ』をリリース日以来1年数か月、遊び続けているところなのだけれど。一昨日のわたしを、大変悩ましい出来事が襲った。題して『こころをこめたプレゼントを誰に送るか問題』。

　要するに、『バレンタインも近いし、森で一番大切などうぶつのお友達に、プレゼントを送ろう！』というイベント、なのだけれど。わたしは、『一番のお友達』が決められなくて。お気に入りのどうぶつが、いっぱいいる。お気に入りのどうぶつたちをコテージという言わば別宅に招待しているのだけれど、そこでも人数の上限が8人なので、ときどきメンバーが入れ替わっているような状態だ。

　とはいえ、上位の上位、ベスト3……4くらいのメンツは決まっている。中で順位の変動は起きるけれども。で、今回のプレゼントを渡す相手候補を、ふたりまで絞った。

　まずは、最初にプレイした『おいでよ』の初期住人で、お隣さんだった『セバスチャン』（以下、キャラクター説明。自分の思い込みと妄想多め）。水色の爽やかなワシのおにいちゃん。バサバサ言ってて、筋肉バカで、でも不思議と気品漂うかっこいい鳥。『ポケットキャンプ』で、急に札束大好きキャラが設定されて、ちょっと戸惑った……。家が近かったのもあって、お互いの家を行き来する、面倒見のよい年上のおにいちゃん感がある。

　次に、『モサキチ』。もさもさのおひげがかわいい黄色いうさぎのおじちゃん。怖い家具やだらしない家具に囲まれて暮らしていたのに、再会したときにはお医者さんになっていた。何気にグレースブランドの服を着こなしているおしゃれさん。いっつも眉間にしわが寄っていて一見怖そうなのに、話すと気のいいおじちゃんというギャップが好き。

　そんな、ふたりまでは選んだ。けれど、ここからが、どうしても決められず。

　以下、翌日に続く。