2/10 次はあなたを選ぶ

 昨日の続き。『どうぶつの森 ポケットキャンプ』で、たいせつなお友達ひとりにあげる『こころをこめたプレゼント』を誰に渡すか決められないでいる話。(ネタバレ含む。注意。)

 セバスチャンとモサキチ、どちらにプレゼントをあげようか。悩みながらプレイしていたのだけれど、他のどうぶつに話しかけるたびに『○○にプレゼントをあげる?』という選択肢が出てくる。それをキャンセルするたびに、罪悪感が募っていった。「あなたのことも嫌いじゃない。むしろ好き! 好きなのだけれど、このプレゼントはあなたには渡せない……ごめん」と。別に告白されてもいないのに断っている感。とんだ勘違いプレイガールだ。そんなので、どんどん心苦しさが積み重なっていくので「これはよろしくない、早くプレゼントを渡してしまおう」と決心して、セバスチャンとモサキチのいるコテージに向かった。

 そして、コテージにて。こういうときに限って、セバスチャンとモサキチ、ふたりが横並びで過ごしている。しばらく、ふたりを眺めながら、どちらにプレゼントを渡すか考えた。考えに考えて、結局、今回はモサキチにプレゼントを渡すことに決めた。
 心の距離が近いのは、初プレイからより長い時間をいっしょに過ごしているセバスチャンだ。今回プレゼントを渡さなかったくらいで、セバスチャンとわたしの築いてきた関係は変わらないだろう、と思ってしまったのだ。距離の近い、家族に対する甘えのような気持ちだった。

 そんなわけで、モサキチに話しかけ、プレゼントを渡した。モサキチは、とても喜んでくれた。お返しのプレゼントをくれて、その上、手紙までついていた。さっそく、お返しのプレゼントを飾って、モサキチからの手紙を読んだ。とてもうれしかった。だけど。

 『セバスチャンからの手紙、読みたかった』と思ったら、苦しくなってしまった。罪悪感、のような。モサキチは大好きだ。だけれど、セバスチャンも『たいせつなおともだち』だ。どちらも選べなかったのを、無理やり選んで。結果、苦しくなった。

 身内のように思っていた気のおけない幼馴染が、実は一番大切だったことに、他に彼氏ができてから気がついたような気分。……そんな経験ないし、森のどうぶつ相手に何を言っているんだ、わたしは。

 まぁ、そんなわけで、今回はモサキチを選んだけれど。次に森で『大好きなどうぶつひとりを選んでください』と言われることがあったら、今度は迷わずセバスチャンを選ぶことにする。という、自分の中での誓い。

 いやぁ、森ワールドにおいて、『一番好き』が決められない。みんな好き。セバスチャンもモサキチも、(ポケ森にはまだいないけれど)アデレードさんだって、ブンジロウだってみんな『たいせつなおともだち』だわ。誰かを突出して好きなわけではなく、上位はみんな拮抗して大好き、というハナシ。プレゼント、複数人にあげたかったなー……。
 現実世界のバレンタインは、片想いをしていた頃は、本当に本気で唯一の本命チョコを、恥ずかしがって渡せなかったり義理チョコの体で渡してしまったりしてあとからめっちゃ後悔するタイプでした、と。懐かしい。今年の旦那さん分は、13日に手作りするつもり。渡したあと、自分もわけてもらって食べる。半分くらい。食べすぎ。そんな、ドキドキとはかけ離れた、落ち着いたバレンタインの予定。

 ちなみに、いっしょにポケ森で遊んでる旦那さんに今回の顛末を話したら、「俺がセバスチャンにプレゼントしてあげようか?」と言われた。いくら旦那さんの一番のお気に入りのどうぶつ・チョモランがポケ森にはまだ来てないからって、そういう問題じゃない。丁重にお断りした。それで、旦那さんはどの子に『こころをこめたプレゼント』を渡すんだろう。報告を楽しみにしている。

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