8/24 ハロワが怖かった理由がわかった

■あいかわらず、ぼんやりと仕事や働き方、お金を稼ぐことなんかについて考える、無職の日々を送っている。

■今週、やっとこさハローワークの就職相談に行ったのだけど、なんであんなに行きたくなかったのか、この前よりもう少しはっきりした答えが出た。『自分の職歴についていろいろ言われそうで嫌だった』のと『まだ会社に就職して働くことに抵抗がある』からだ。
■新卒で入社した会社でがんばって、その会社の仕事を極めていくもよし、数年でキャリアアップを図るために転職するもよし、転職前に溜まった有休を長期で使って旅行に出かけてリフレッシュ、みたいな、とにかく学校卒業後はずっとどこかしらの会社に属しているのが標準的な社会人の在り方、という思い込みがある。その自分の思い込みのせいで、そこから外れている自分の職歴は、もう10何年以上コンプレックスだ。
■わたしは、新卒で入社したIT関連会社を、うつ病でわずか2か月で退職した。その後、1年近くひきこもり、うつが軽くなってきて、心療内科の先生に「バイトから始めてみようか」と働く許可が出て、書店でのアルバイトを始めた。そこから、『本が好き! 本に携わる仕事がしたい』と目覚めて、出版社等に就職活動をするも落ち続け、社員への登用がある図書館のアルバイトに採用してもらった。書店と図書館のアルバイトの掛け持ちをしていたところ、図書館の3年目で契約社員にと声をかけてもらって、図書館司書1本に絞り、そこから約6年、で、退職して今に至る。
同級生のみんなが、社会人としてメキメキと実力を伸ばしている新卒1年目に、自分は家でひきこもって泣いていただけ。基本的な社会人マナーも知らない。その後働き始めてからも、32歳くらいまでは、職歴の浅さもあって、自分は若手という意識が抜けず、中堅の自覚が出てくるまでは、「まだ何もわかってない若手で~す!」っていう強気ごり押し勢いだけはめっちゃある、みたいな力業なやり方をよくしていたし、多分同じくらいの年齢の人なら知ってて当然、みたいなことも平気で人に聞きまくっていた。

■自分の職歴、大きな穴ぼこはあいてるわ、バイト歴も長いわ、同じ会社の中での異動もあるわで、履歴書をどういう書き方をすればいいのかさっぱりわからず、そんな職歴がコンプレックスなのだけれど、ハロワ相談員の方は、終始、職歴には一切触れなかった。データ見て、「で、すぐ働きたいの? しばらくゆっくりしたい感じ?」と。ハロワって、真面目そうなおじさんが「さぁ働け今すぐ働けどんどん働け」ってゴリゴリ押してくるイメージがあったから、拍子抜けした。『ゆっくりしたい』が選択肢に上がってくるなんて思ってもみなかった。「罠かな?」と思ったもんね。

長くなってきたので、明日に続く

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