11/15 ゼロカロリールールが適用される

■旦那さんが、夕飯づくりに足りない食材を買うために、仕事終わりで疲れているのにスーパーに寄ってくれた。やさしい。電話で「豚コマ200グラムくらいお願い。あとマヨネーズもそろそろないよ」「了解~」と話して数分後、また着信があった。「小腹が空いてまして。夕飯前用に、紅ショウガ天買ってもいい?」という、追加のお買い物の確認電話だった。この前、旦那さんは夕飯前にポテチを食べようとして、わたしに止められて、空腹から不機嫌になり、結果ケンカっぽくなってしまったことを反省しての、事前確認だったと思われる。一度反省したことに対して、同じ轍を踏むことはしない。えらい。ついでに「今おなか具合は?なんかいる?」とこっちのおなかの空き具合も確認してくれたので、「わたしが好きそうなの、何がある?」と尋ねたら「かぼちゃかいもかレンコン」とのことで、「じゃあレンコン天をお願いします」とリクエストした。わたしの好きな天ぷらの具材を把握しているところに愛を感じた。その後、10分もしないうちに帰ってきた旦那さんを迎え、台所に立つ前に、ふたり仲良くソファに並んで座って、お惣菜の天ぷらを食べた。「おいしいね」「お買い物ありがとね」「小腹満たされた」「よかった」と、この前と違って平和な空気で夕飯までの時間が流れた。結婚生活でトラブルがあっても、こうして少しずつ改善して、アップグレードしていくものなのだなぁ、なんて。

■ところで、ダイエットしたいはずの旦那さんが、最近ちょくちょく『サンドウィッチマン伊達さんルール』っぽいものを適用してくる。曰く、「(生姜焼きの味付けに対して)マヨネーズと醤油がぶつかりあってゼロカロリー」「(白ごはんに対して)白いからゼロカロリー」等々。あと「丸いから」とか「熱いとカロリーなくなるから」とか「お味噌汁が熱くて汗かいたから」とかもあった。本当に痩せる気あるのかと疑いたくなるのだけれど、そこは確認したところ本気で考えているらしい。まぁ、不健康に太っていくよりは痩せて健康をキープしてほしい気がするけど、ゼロカロリーネタを思いついてわたしに発表する前の顔が、旅行に旅立つときにこれから乗る新幹線や飛行機を見つけた瞬間みたいな、小さい男の子がわくわくし過ぎて表情がぱぁーっと咲いてるときのかわいさなので(アラフォーのいい大人なんだけど!)、なんかもう、食材全部ゼロカロリーでもいいような気もしている。

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