8/11 ノースリーブ記念日

■今日は、去年の夏、無印良品で買ったリネンのVネックノースリーブワンピースを1枚で着てでかけた。わたしにとっては、大事件な1日だったのだ。
■わたしは、自分の体に関してのコンプレックスをあげだすときりがない。
小さい頃からアトピーで、肌は色素沈着して色黒だ。接客業だったときは、年間通じてお客様に「どこかリゾートでも行ってきたの?」とよく話しかけられた。最初の頃こそ真面目に「いや、地黒なんですよ」とか言っていたけれど、途中から、なんだかせっかく話しかけてきてくれたお客様に申し訳なくなってきて、「お休みに遊びに行ってきちゃいました~!」なんて嘘トークで場を盛り上げるようになっていた。そんなふうに話しかけたくなっちゃうくらいには肌が黒い。ちょっと調子が悪いとすぐ赤くなっているし、もっとひどいと肘の内側やひざの裏側はすぐに荒れてくる。首は荒れることは減ってきたけど、でも長年のアトピーのせいでしわしわ。
体型もしまりがなく。肩はいかついのに上に肉がのっていて丸い。二の腕の振袖肉はぶるんぶるん。くびれはないし、おしりと太ももの境目もない。太ももが異常に太くて、パンツを買うときはサイズ選びにいつも苦労している。足首もない象脚。
さらに、去年の今頃は、ストレスのせいだと思うのだけれど、脚がひどかった。謎の炎症が起きて、肌は普通の地黒のところと炎症を起こして赤黒くなっているところで2色のホルスタイン柄みたいになっていたし、くるぶしまわりはかさぶたみたいにぺりぺりはがれる謎の黒茶色いしわ模様が出現。ひざ裏はアトピーがでていたし、内ももは膿んでて仕事用のパンツが張りつく、というひどい状態だったのだ。(自分の悪口、いくらでも書けるな……。)
■そんなだったから、30何年間、ノースリーブなんて着たことがなかったし、ひざ下だって、高校卒業以降はほとんど出したことがなかった。
■だけど、去年。無印で見たワンピースを「かわいいなぁ、このシンプルなワンピースを着こなせたらおしゃれさんだなぁ」と思って眺めていたら、横にいた旦那さんが「買ったら? 似合うと思うよ」と言ってくれて。えいや! と買ったもののその夏は腕を通してみる勇気が出ず。1年寝かせて。その間も旦那さんが「あなたが思ってるほど太くない」「ノースリーブ似合うと思うよ」と散々褒めてくれて。ストレスが減ったからか、肌の調子もだいぶよくなって。それで、自分に喝入れてワンピースを着てみたのが、今日、なのだ。
ワンピース姿、自分で思っていたほど、悪くない。旦那さんも、「ほら、大丈夫じゃん。似合うよ」と言ってくれた。ちょっとだけ、本当にちょっとだけだけど、自信みたいなのが持てた。多分、このまま少しずつ挑戦していけば、堂々とノースリーブを着れる日が来る、はず。
だから今日は、ノースリーブ記念日。でへへ。

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