8/2 並ばないタピオカ

 8月になったからか、夏が本気だ。日が暮れてあたりが真っ暗になってから外出しても、全然暑い。汗が、3分でじっとり、5分で流れ出す。タオルハンカチが手放せない。

 昨日は、結局19時過ぎてから家を出た。雨には降られず。風の通るノースリーブワンピース1枚しか着ていないのに暑かった。図書館に到着して、本を返却しつつ貸し出ししつつ、よく効いた空調の中で涼んで、また暑い夏の夜に歩き出した。

 この暑い中、外出したのだから、と、近くにあるドトールに寄った。ドトールがタピオカを始めたと聞いて、一度試してみたかったのだ。しかし、レジ前に置いてあるメニュー表で、タピオカが見つけられず。店員さんに「タピオカありますか?」と聞くと、今日の分は売り切れてしまった旨、告げられた。残念だ。近いうちにリベンジすることを誓った。ひとまず、別メニューを注文して、席について、スマホでドトールのタピオカについて調べた。割とどこのお店も売り切れ続出らしい。どうやら、街で女の子たちが行列をつくっているタピオカ屋さんには並べないおじさまたちが、ドトールでこぞってタピオカを注文しているようだ。そして結構評判はよさそうだ。タピオカ、ドトールをきっかけにおじさまたちにも浸透するのか!? そして国民食へ?

 タピオカ、好きなんだけれども。街中のタピオカ屋さんに、ひとりで10分以上も並ぶ気力と情熱が、もうない(今時期は特に暑いし)。友達や旦那さんといっしょなら、30分から1時間くらいであれば、全然並ぶんだけれどな。あの行列は、ふたり以上でいっしょに並んで、並んでいる間にもおしゃべりしてはしゃぐところまで全部込み込みのアトラクションだと考える。

 というわけで、わたしは『並ばないけれどおいしいタピオカ』が好きだ。タピオカ屋さんではない、普通のチェーン店が、タピオカを売っている、みたいなの。ひとまず、わたしの推しが2つある。

 ひとつめ。クア・アイナのモミティー。今回のタピオカブームの前から、ずっとメニューにあるモミティー。太ストローをぎりぎり通るサイズの大きめもにゅもにゅタピオカ。タピオカ自体にちゃんと甘味があっておいしい。

 そしてふたつめ。この夏のニューカマー、モスバーガーのタピオカ冬瓜茶(トウガンチャ)ミルク。「冬瓜って、あの大きな野菜でしょ? 冬瓜茶とは……瓜くささがあるのかしら?」と訝しがりながら試してみたけれど、普通に甘めのミルクティー味。むしろ「冬瓜どこいった?」くらいのかんじ。タピオカも太ストローより大きいくらいのを一粒ずつ吸い込むかんじのビッグサイズで、楽しい。氷が大きくて、タピオカを飲むときに氷が邪魔にならないのも高ポイント。

 さて、果たして、ドトールのタピオカは『並ばないタピオカ』3つめの推しになれるか!?

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