2/25 再びどんぶり金魚の夢を見る

 昨日の水族館デートは、ここ最近の中では一番歩いた。普段ひきこもっているので、たまにおでかけして1日9,000歩近く歩いただけで足がだる重い。昨日帰ってきた直後にはもうひざ下が重かったし、夜は足の重さが気になって一度起きて、布団を壁にくっつけて脚を壁づたいにして持ち上げて足首を曲げ伸ばしした。今日もなんだかまだいつもの調子とは違う。『もしや本当に太って、単純に重くなってるのかもしれない』と思って、使うとき以外はしまってある体重計を取り出して乗ってみた。体重はかわらず。むしろ数百グラム単位で減ってたけれど、体脂肪率が上がっていた。『む?』と思ったけれども、体脂肪率なんて、体の周期やその日に摂った水分量なんかで簡単に変わるしーと、自分に都合のよい解釈をして、あまり気にしないことにした。

 それにしても、水族館はいいね。青くて薄暗くて。ちょうどよくひんやりしていて。分厚いアクリルの壁を隔てた向こうの水中の世界はなんだか時の流れが違って。癒し空間。大水槽やらクラゲやらをぼーっと見てると、魂が頭の先から抜けたみたいに脱力できる。あの空間に身を置いているときは、何も考えていないかもしれないな。

 前職中に、仕事場で『どんぶり金魚の楽しみ方』なる本に出合った。その名の通り、おうちで普通に食事に使うようなどんぶりで金魚を飼育する方法の指南やその楽しみ方が説明されていた。飼育に難しいことはなさそうで。金魚の写真はきれいでかわいいし、「飼育とか苦手なわたしにもこの方法なら育てられるかも!」と思わせてくれる、夢の広がる1冊。この本を読んだのと前後してアートアクアリウムに行ってひらひらと美しい金魚をいっぱい眺めたのもあって、一時期は本当に「おうちでどんぶり金魚する!」とペットショップの金魚コーナー巡りをしていたこともある。体がまるっとしたピンポンパールやら目が上向きについた頂天眼なんかがお気に入りだけれど、飼うなら金魚界の(わたし的)永遠のアイドル・黒出目金かしら……なんて真剣に考えたことも。いつの間にか熱が冷めたのか、『おうちでどんぶり金魚』は実現しなかったけれど。昨日水族館に行って、そんなことがあったなと思い出した。どんぶり金魚が部屋にいたら、水族館に行ったときみたいに、金魚が水中をゆらゆらと泳いで尾びれを揺らす様を延々と眺めてリラックスできるだろうか。

 1月末のうちにわかっていた『2月末日までにやらないといけないこと』が、まだとりかかったばかりの状態で手元に残っている。1か月ずーっと頭にあったのに。『やるべきことがあるときに限って他のことをしたくなるの法則』のおかげか、今月は読書とかいろいろ捗った、気がする……。後ろ向いて後ずさりしたら結果前に進んでる、みたいな。そんな言い方しても、気休めか。今日はこれからがんばる。2月は短いんだよな……。

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