弟猫のノビは家を出て行くことを告げた（フィクション）

N：今までありがとうネ！

J：何？なんで急にそんなこと言うの？

N：僕たち雄どうしだしさ、いつまでも一緒にはいられないよ。君はここに残ればいいよ。

J：僕がいつもからかったから？

N：そんなんじゃない。僕は外の世界に興味があるんだ。

J：もう少し一緒に居ようよ。外の世界は危ないからもっと大きくなってからにした方がいいよ。

N：早く色んなことが知りたいんだ。だからすぐにでもこの家を出ようと思っている。

J：ご主人は知っているの？

N：猫語が理解出来ないから言ったってしょうがない。この間二日ほど帰らなかっただけで心配してるみたいだったから今回は黙って行く。後はよろしくね。

J：戻ってはこないの？

N：分からない。ひょっとしたら戻るかも知れないけど基本的には帰ってこないから・・・。今晩遊びに行く振りして出ていくからね。元気でね！今まで楽しかったよ。特に雪遊びが最高だった。

J：えっ、えっ～！？