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選択肢は多い方がいい

去年の自粛期間中にはまってから読み続けている漫画がある。
ミステリと言う勿れ』だ。

カレー好きでアフロヘア(天然パーマ)がトレードマークの男子大学生の主人公、
久能 整(くのう ととのう)が、
なんだかんだで事件に巻き込まれて、いつのまにか真相を解読解決してしまう話だ。
現在9巻まで刊行されている。(2021年8月)

この久能 整、やたらと口数が多く、例え話から哲学的な話をして、周りの人や事件の犯人、はたまた漫画を読んでいる読者に"気付き"を与えてくれる。
単なるミステリー漫画ではないのが面白い。


読んでいて、特に心に響いた整の言葉がある。


メジャーリーガーは…多くが野球以外のこともやってきてるんです

野球と並行して陸上やバスケやってたり
アメフトのドラフトにも同時にかかって
どっちを選ぼうか悩むとか

音楽をやってたり医師や弁護士の資格を持ってる人もいます

時間が多いんだろうかと思う
日本ではクラブのかけもちとかイヤがられたりします(ひとつのことをつきつめるのがよしとされる)

どっちが将来豊かだろう
選択肢が持てるだろう

一概には言えませんけど…でも

追いつめられないように
一つのことで転んでも屋上から飛び降りたりしないように
選択肢をもっと持てたらいい

"何かになりたい"だけじゃなくて
"どの場所でどんなふうに生きるのか"
その多様性も絶対ほしいと常々思っています


『ミステリと言う勿れ』8巻より抜粋


ハッと気付かされた。
自分が頭の片隅で思っていたのにしまいこんでいたことを、代弁してくれた気がした。

選択肢は無限にあっていいし、
違うと思ったら違う道に行けばいい。

個人的にはとても心にズシンときた言葉だった。
使うか使わないかはわからないけれど、色々な選択肢を増やしておこうと思った。

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