誰の目も厭わずに咲き誇れ

今年結成10周年を迎えるSHE'S。
昨夜新曲「追い風」のMVが公開された。

この曲は、フジテレビ系ドラマ「青のSP(スクールポリス)」の主題歌として使用されている。

MVについて

このMVでは、SHE'Sのメンバーの演奏シーンと移り変わる人々の感情が
描かれている。

もう何も　痛まないと
強がる声は　震えていた
一度折れた　花は二度と
輝けないんだと　項垂れていた
汚れた手と　洗い流した足
消せない記憶と　罪を持って
明日が怖くても　朝日を浴びて
また芽吹いていく

A・Bメロでは、目の前に現れる痛みや苦しみに打ちひしがれ、
不安そうな人々の姿が描かれている。
今の不安な状況下の中では、この歌詞に誰もが共感するのではないだろうか。
そんな人々が、サビに向かって少しずつ明るい表情になっていくのが印象的だ。

もう一度だけ　立ち上がってよ
哀しみも糧になるから
積み重ねたもの　失くしても
僕らは傍にいるから
踏み違えて　終わりじゃない
何処でだって待っている未来
君は変われてる　笑えてる
生きていく者だけに吹く　追い風

私たちは生きていれば失敗もするし、悲しいことや苦しいことも沢山ある。
「なぜ自分ばかりこんな目に合わないといけないのか、やめてしまいたい」
と全てを投げ出したくなるときだってある。

そんな、孤独を感じて挫けそうなときに、
『いつだって一人じゃない。どんな時もそばにいる。』
と寄り添ってくれるのがSHE'Sの最大の魅力だと思う。

もう一度だけ立ち上がって、ただ生きてさえいれば、いつかその経験は自分の糧になる。
向かい風だと思っていたものが、気付けば追い風になって
私たちの背中を押してくれると思わせてくれる、そんな曲だ。

誰の目も厭わずに咲き誇れ
降りしきる雨も背中を押すよ

SNSが広がった現代では、日々人と比べてしまうことも少なくない。
だけど、自分の幸せは自分でしか決められないから。
人と比べずに、ただ真っ直ぐに自分と向き合って、
この歌詞の通り”誰の目も厭わずに咲き誇っていく”ことが大切だと思う。

SHE'Sのおすすめの曲

追い風でSHE'Sを知った人にぜひ聞いて欲しい曲が３つある。
（これらの曲もあなたの背中を押してくれること間違いない。）

1.Your Song

この曲は2019年に発売されたSHE'Sの３部作の最終曲だ。
日々目の前の壁と向き合い、不安を感じている人の背中を押してくれること間違いない。

2.Not Enough

この曲は2020年に発売されたSHE'Sの4thアルバム「Tragicomedy」の1曲。
「大切な人に負担をかけている」と心の優しい人ほど、周りに気を遣ってしまうけれど。
私たちはお互いに足りないところを持っているからこそ、惹かれ合うものだから、大丈夫だと気づかせてくれる曲だ。

3.Curtain　Call

この曲は、メジャーデビュー前の3rd Mini Album「She'll be fine」に収録されている。
SHE'S自身が挫けそうなときに、ファンのことを想って書いた曲らしい。
（SHE'Sファンにとっても、大切な曲である。）
ライブの最後に歌われることが多く、ボーカルの竜馬さんがあえてマイクを歌わずに歌うのも特徴的だ。

私自身辛いときにSHE'Sに支えられて、人生を変えてもらったと言っても過言ではない。
この「追い風」も人生の中で大切な一曲になるのだと思う。
これからどんどん大きくなっていくSHE'Sをずっと応援していきたい。