主人と交換日記

朝が苦手な私は、時差出勤で早朝に家を出る主人と顔を合わせることができない。寝室が別なため、寝ている私と息子の顔をそっと覗いて主人は出勤する。

主人より早く起きて朝ご飯を用意して…なんて昭和の奥様のようなことはできないが、少しでも朝から主人を元気づけたいと思った私は付箋にお手紙を書いた。とても可愛くて使えずにいた、少し大きめの付箋。そこに「おはよう」と「昨日の感謝」と「今日の応援」、そして「いってらっしゃい」を書く。それぞれ短い文ではあるけれど寝る前にしたためるその文に、私自身ありがたい気持ちでいっぱいになった。

私が朝起きると付箋が裏返しにして置いてある。そこには「今日も頑張ります」「息子をよろしく」という主人からのお返事が。ただの付箋が宝物になる瞬間。大事に大事に引き出しにしまう。

たまに在宅の日もあるのでその時はお休み。出勤の日をちょっとだけ特別なものにするための工夫。返事なんていらないし、ラインでも何でも良いのになんて思いつつ、手紙で返事を書いてくれたら嬉しいと期待している私のことをきちんとわかっている我が主。そういうところが大好き。

付箋もそろそろたまってきた。紙っぺら1枚だとなくしそうだから、そろそろノートへ移行しようか。主人と交換日記。デジタルが蔓延る時代に、今時小学生でもしないようなアナログのやり取りが、今の私のブームです。

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