見出し画像

1つのバンドを5年間続けてみた

こんにちは。Nimbusのボーカル、TAMAです。最近でっけ〜4Kテレビを買いましたが、一人暮らしには無用の長物です。

タイトルにもある通り、Nimbusが5年の節目を迎えました。長え〜〜〜。
いや、周りにはもっと長く続けてるバンドがわんさかいますが。とは言え決して短くない5年という月日を、今回は文章で振り返ってみたり、これからの5年にちょっと思いを馳せてみたりしたいと思います。

第一期

当時、今でこそ想像つかないと思いますが、ピコリーモバンドに所属してました。そして僕が20歳なりたての2018年1月、そのバンドを脱退する話が持ち上がりました。その話を受け、周りの友人達からの紹介でDaichi君(元KNoL)、Airiと出会います。
そこから紆余曲折あり、当時から顔見知りだったShibo(現SUGGESTIONS)、SNSでの募集に応じてくれたYuを含めた5人でNimbusを立ち上げます。それが2018年の6月でした。
ちなみに、初ライブで現メンバーのFujiと対バンしてたり、Tanikiがお客さんとして見にきてくれてたりという小話もあります。

活動開始と同時に1st Single「Contrail」を発表。自主企画もやりました。懐かし〜〜。
当時は、ピュアッピュアな初期衝動の赴くままにおかしな本数のライブをこなしたり、企画やリリース等の活動をしましたが、今振り返ればこの時の活動は何一つ間違ってなかったと断言できます。

第二期

2019年初めは大波乱の幕開けとなります。初期メンバー且つコンポーザーのDaichi君の電撃脱退です。決まってたライブはSota君(現Good Grief)やBitokuさん(Sailing Before The Wind)にサポートしてもらいました。贅沢すぎる。そして程なくして、旧友のTanikiが加入してくれ、Nimbusの第二期がスタートします。
サポートからって言ってたのに初手で曲を持って来てくれた時の感動は半端じゃなかったですね。
その時の曲が、2nd Single「Re:Raise」です。

ちなみにこのタイミングで、現メンバーのRyotaが所属していたNorthern Crossroadsと3回連続対バンという狂ったエピソードもありました。

第三期

2019年後半、Shiboの脱退が決定します。今思えば2019年は頭からケツまで波乱でしたね。SNSの募集に応じてくれたMasato(現Embrace The Wings)が正規メンバーとして加入してくれます。

そのタイミングのリリースが3rd Single「Satellite Orbit」です。メンバーの加入、初のMV、キャッチーかつ複雑な曲構成というのもあり、当時基準で言えば上々の反応を頂きました。よ〜〜〜し上目指してもっと頑張っちゃうゾ〜〜〜!!

第四期

と、そうは問屋が卸しませんよね。察しのいい皆さんは気付くでしょう。そう、コロナ禍の到来です。モンハンであれば、病原菌の元に火属性or龍属性の武器を担いで行って焼き払えば一件落着です。皆さんはシャガルマガラは好きですか?僕は狂竜化がダルいので嫌いです。しかし現実はそうはいきません。たった数日で日常から音楽を奪い去っていきました。そしてAiri、Masato、Yuの3人が、それぞれの事情により脱退します。

俺とTanikiの2人だけになってしまったNimbus。B'zだ〜とか言ってる場合じゃありません。イチブどころかゼンブで2人しかいないんですよ。どうしろと。
そんな時、俺らをサポートしてくれたのがシマ(現View From The Soyuz)、現メンバーのShunichiでした。

もうこうなりゃヤケクソです。2人の状態でリリースをし、自主企画をし、出れるライブは全部出ました。まあ無策でそんな事すりゃ燃え尽きますよね。そんなわけでTanikiに「解散」の2文字を伝えるわけです。このまま砂となって消えていくかと思われましたが……

第五期(現在)


今まで散々色んな予想を覆されてきましたが、まさか解散まで覆されるとは思いませんでした。2022年、Fuji、Ryota、Shunichiの正規加入です。
そして発表したのが5th Single「NOVA」でした。

復活に際して感じた事、これからの覚悟を歌詞に刻み込んだ我々の超新星は、国内だけでなく海外からも好評をいただきました。分かる。かっこいいもんね。

これから

さて、そんなこんなで今は第五期となった我々Nimbusですが、つい先日大きな発表をさせていただきました。

そう、1st EP「Nightfall」のリリース、そして7/8(土)に新宿ANTIKNOCKにて自主企画の開催です。
ここまで読んでくれた暇な皆さんはもう気づいてると思います。
「アレ?こいつらシングルしか出してなくね?」
そうなんです。EPのような、3曲以上がまとまった音源を出すのは初なんです。
バンドの戦略云々が無かったと言えば嘘になります。しかし、新体制発表→シングルリリース→脱退
を繰り返してきたので、正直出すタイミングが無かったってのもあります。

そんな初のEP、例によって異常なメタルコアがわんさか搭載されているわけですが、先日その中から一曲

Promiseを公開させていただきました。実はコレ、第二期の最初からあった曲なんですよ。そんな曲が今のメンバー達の魔改造を経て、この世界に新たに産み落とされたわけです。

「続けるだけなら誰でもできる」
確かにそうかもしれません。実際、小学校に通う事は6年間続いたわけですし。しかし、ニッチなジャンルの零細バンドは、特に誰か先生やコーチが手取り足取り教えてくれるわけではありません。宿題をやって、点数を取れば周囲からの評価が上がるわけでもありません。

そんな屍山血河、とは言い過ぎかもしれませんが、それでも決して平坦ではない道を、とりあえず5年間歩き続けた事は事実です。

これから先、売れたいのかと聞かれればまだ分からないと言うしかありませんが、とにかく規模を拡大していきたい。もっと色んな人を、全国どころか海を飛び越えて、色んなシーンを巻き込んでもっと大きなステージに立ち、ヘヴィミュージックの素晴らしさを伝えたい。その気持ちは今も変わりません。

そして新たにリリースする1st EP「Nightfall」はその先駆け。7/8のレコ発はもちろん、その先も皆んながあっと驚くようなライブに出演したり、俺たち自身も色々な仕掛けをしたり、楽しみすぎるイベントが盛りだくさんです。

これからの5年で会いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?