【第3話】デザイナー前田、面接の結果、ある答えにたどり着く。
旧ブログ「まえだたかしのノート」からの転載記事です。
2016年5月13日に書いた記事。
第3話、完結編です。
前回までのお話は
【第1話】デザイナー前田、30歳の時の焦り。
【第2話】デザイナー前田、水野学氏に会う。
面接の話から続けます。水野学さん(good design company代表)は僕を高く評価をしてくれました。
多少、リップサービスがあったかもしれませんが当時の自分にとってどんなにうれしかったことか。
ウソでほめて「どんな反応するか」を検証していたら嫌だな・・・(やりかねない)
新大阪でたまたま買った小山薫堂さんの本の話もしました。
やっとちょっと笑顔になった!
なんかもう、正直受かった(受かってしまった)気がしました。「さて、転職か。どうしようかなぁ。」という気持ちでした。給料のこととか聞いたりして(笑)今から考えたら失礼な話しですね。でも、水野さんは気軽に答えてくれてました。これまでスタッフに払った年収とか。具体的には書きませんが相当な額です。
なにかを察した女性のマネージャー的な方に
・・・と少し焦った様子で強調されました。
キビキビした仕事ができそうオーラが出ていました。おそらく、水野さんの奥さん。(情熱大陸で観た^ ^)
まぁ、普通に考えたらそうですよね。たくさんの人が受けに来てたし。
なにはともあれ・・・無事面接を終え、クリスピークリームドーナツの大きな箱を抱え、帰宅しました。(ミスタードーナツと違って箱がすごくかさばる)
で・・・
後日、結果がメールで送られてきました。
結果は・・・
・・・
・・・
不採用!!
ほへ!?
当時は正直かなりショックでした。これからどうするか、家族の説得とか会社とかそもそも本当に東京に行くのか。真剣に考えていたので(笑)でも、負け惜しみじゃないけど、もし受かってても高確率で断っていたと思います。面接の時点でモヤモヤは取れていた訳ですから。
自分もフリーでデザイン業をはじめ、スタッフの雇用のことを少し考えるようになっています。
・メーカー出身で業界の厳しさを知らない
・家族持ち。(しかも、反対されている)
・給与待遇
・本人が強く入社を希望していない
そりゃ、落ちますわ。自分が社長なら雇わない(笑)。
今回の件でわかったこと。
転職したいという気持ちはあるにはあったけど、そんなに強くなかったんです。自分のレベルが知りたかっただけ。今までそんなこと全然わからないし、手応えが全くなかった。でも、自分がやってきたことは間違ってなかった。
デザイン業界の第一線でやっている方に、少しでもほめてもらえて満足でした。
いきなりですが、
「あなたの人生の幸せって何ですか?」
私にとっての幸せは「成長すること」です。
関連リンク:自分の幸せの見つけ方 3 good things
ちゃんと成長していることがわかって幸せでした。
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デザイナー前田の30歳を目前に焦りまくっていた時の話は、これでおしまい。
でも、
実は・・・
ここから約2年が経ち、またモヤモヤが復活し新たに動き出すことになります。
次回「デザイナー前田、30歳になり焦りが復活。再び動き出す。」につづく。
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