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【第1話】デザイナー前田、30歳を目前に焦る。

旧ブログ「まえだたかしのノート」からの転載記事です。
2016年5月11日に書いた記事。

デザイナー前田、28歳の時のお恥ずかしの実話・体験談です。

30歳を節目とした焦り。


多くの人が当てはまるのではないかと思っています。前田(現在38歳)だけじゃないですよね?自分が思い描いていた「30歳」にたどり着いているか不安になる。

このままでいいのか。

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僕は非常にありました。27〜29歳は相当焦っていて毎日不安でした。

会社に入って今までがんばってきたことで、どれだけ前に進めたのか。
自分がデザイナーとしてどのレベルにいるか。

この時期、海外コンペに出していたもそれが理由です。運良く入賞できましたが、不安は消えることはありませんでした。

転職するか、否か。

私はゲーム業界にいました。ゲーム業界においてももちろんデザインは重要な役割の仕事です。若くから大きな仕事を経験させてもらいました。そこで働けるのは楽しいし、やりがいもありました。でも、デザイン業界とは別世界なところがあって正直コンプレックスがありました。会社は辞めたくないけど、2〜3年、修行に出たい。というのが本音でした。贅沢な悩みだったのかもしれません。

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ごく自然に転職も考えました。デザインを商品している会社。すわなち、デザイン会社。今までエンターテイメントを売ってきたけど、これからは「デザインを売るんだ」と考えました。それがデザイナーとして成長できる一番の方法だと・・・。

行くなら、東京。デザインのクオリティ管理がしっかりできている会社が良い。

自分のレベルが知りたい。足りないところを補いたい。ひたすら強くなりたいサイヤ人状態です。界王神である大貫卓也事務所に入りたかったのですが、恐れ多くて怖気づきました。その後、興味があるところがひとつありました。

good design company

good design companyは、水野学さんという業界で有名なクリエイティブディレクターが代表を務めるデザインプロでクションです。(当時はアートディレクター)最近の仕事では、くまもんの企画デザインや中川政七商店のリブランディングなど手がけられています。

ブレーンというデザイン広告業界の雑誌ので、good design conpanyのグラフィックデザイナー募集広告を発見しました。10年前から業界ではすでに有名なデザイン会社でした。どの仕事もクオリティが高く、デザインマネジメントをどうやっているかが非常に興味がありました。水野さんと話せたらいいなと思って試しにに履歴書と数点の作品を提出しました。

しばらくして、「面接に来てください」とメールが届きました。

妻とすぐ家族会議です。

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この時、初めての子供が生まれて3ヶ月の頃です。

今から思えばよく賛成してくれたなぁ・・・。

次回「デザイナー前田、水野学氏に会う」へ続きます。



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