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【会社員は時給2083円】 平均年収400万を時給に換算するといくら? 【簡単な社会常識シリーズその1】

ゆきおです。
年収400万ってどれくらいの金額なの? 正社員と派遣とアルバイトでどれが一番お得なの? と聞かれた時に、『年収』『月収』『時給』『税込』『手取り』などいろいろな数字が並び、結構比較がしにくいです。この記事では、会社員の年収を簡単に時給に換算する方法を紹介して、何かする時の客観的な判断指標にできるような考え方を学びます。

【給料の最小単位】 時給換算が一番わかりやすい

なぜ時給に換算するとよいのでしょうか? それは時給が最も細かい給料の単位だからです。時給をベースとして把握することで、私たちの判断基準や行動指針が明確になります。まずは、最小単位としての「1時間あたりいくらの報酬がもらえるか」を把握して比較するところからスタートしましょう。

【前提】 給料は税込か手取りか? その意味合いは?

基本的に世間では給料の話をする際には、全て税込の給与(会社から振り込まれる額)がベースになります。なぜなら税金は人によって大きく異なるため、税金が引かれたあとの手取り金額では、公平に労働に対する対価としての給与を評価できないからです。つまり、時給1,200円といった時には、税込1,200円を示しており、そこから税金が引かれるということになり、給料や年収は基本全て税込のことを言っています。自営業やある程度の会社に勤めている社会人はこの前提を理解しているので、「年収は税込ですか? 手取りですか?」と質問した場合、あなたは社会経験が乏しく、ちゃんと給料をもらっていない人と判断されますのでご注意ください。

所得に対する税額は、独身の場合と扶養する家族がいる場合で異なりますが、逆に家族構成によって労働の内容が変わることはありません。ですので、通常ニュースやメディアの記事などで、給料・年収・月収・時給と言った場合には、それらは全て税込の金額での表現となります。

年収=税込。手取りではない。
税金はそこから20-30%%引かれるイメージ。

ゆきお

【結論】 簡単! 年収から時給への換算方法

年収÷12ヶ月÷160時間(月の標準労働時間:8時間×20日間)、
これが標準労働時間をベースにした計算式となります。残業などは考慮しませんが、最近は残業が以前のように定額収入としてあてにできる時代ではないので、シンプルに年収を月160時間・年間1920時間で割ります。

年収400万円を当てはめてみると、4,000,000÷12÷160→2,083円 となり、
年収400万の会社員の時給は『2,083円』となります。

逆に時給1,000円のアルバイトは、正社員と同じく1日8時間・週5日働いた場合、月給16万で年収192万となります。

まとめ
・年収は『税込』で『手取り』金額ではない
・1日の労働時間は8時間、月の平均労働日数は20日
・月の標準労働時間は160時間、1年は12ヶ月
・年収の時給換算:年収÷12ヶ月÷160時間
・時給の年収換算:時給×1920時間→年収

勘のいい人はここで気づくと思いますが、全ての年収が時給換算できます。また、逆に時給を年収換算することもできますので、今後のキャリアプランの為に時給いくらだと年収いくらになるのか、どのような戦略を持つべきかを考えてみてください。

年収200万≒時給1,000円 年収400万≒時給2,000円
年収600万≒時給3,000円 年収800万≒時給4,000円

まとめ: 数値でわかるものは数値で把握しておくとよい

日頃から「時間」を正しく「お金」という共通の単位に変換できると、日常の判断や大事な時の判断の際に、「これはやるべき」「やらないべき」「買うべき」「買わないべき」を見分けるために役に立ちます。例えば、真冬の寒い時に50円安いものを買う為に、遠いスーパーに往復30分かけて行くべきどうかなど。日常の判断のベースがわかりやすい数値で見えるのはわりと役に立ちます。定量的に測ることだけが、世の中の全てではありませんが、「測れるもの」「見えるもの」は数値化してあると、人生のいろいろな判断で間違いやすくなくなるのでおすすめです。

また、あまり他の人の家計を見れる事はないので、下記の「年収ごとの家計の調査結果」は、今後の参考になります。

年収別溜めている100人の家計 目次


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