【マネーのまなびを学ぶ】地方移住

2021年4月22日放送のBSテレ東「マネーのまなび」では"地方移住"が取り扱われました。
番組内で取り扱われたデータを一部ピックアップして自分なりの考えを書いてみたいと思います。

1.番組内で取り扱われたデータ

①政府が2020年9月に発表したアンケート結果では、お金にまつわることやコロナをきっかけに地方移住を考えているようです。

移住に関心を持っている人が地方での暮らしを意識したきっかけ
・将来のライフプランを考えた(28.2%)
・生活や仕事に違和感や限界を感じた(13.6%)
・帰省がきっかけ(13.4%)

②国民生活に関する世論調査によると、過去30年程度で心の豊かさを大切にしている人の割合が増加しています。

     心の豊かさ 物の豊かさ
平成元年  49.3%    32.7%
令和元年  62.0%    29.6%

③総人口に対する人口比率を世界と比較すると、日本は欧米に比べて東京に集中している状況が分かります。

総人口に対する人口比率(2017年度)
国    都市     人口比率
韓国   ソウル    49.6%
日本   東京     28.8% (1都3県)
フランス パリ     18.2%
イギリス ロンドン   13.4%
アメリカ ニューヨーク  7.4%
ドイツ ベルリン     4.3%

④平均通勤時間も世界の都市と比較すると東京は30分程度長くなっています。

平均通勤時間の比較(片道)
東京     約69分
ニューヨーク 約40分
ロンドン   約43分
パリ     約38分

2.私が感じたこと

①生活費を抑えて貯蓄・投資へ

地方移住を意識したきっかけで「将来のライフプランを考えた」というのは、ここ数年の時代の流れからこのように考える人が増えてきているのだろうと感じます。老後2000万円問題、人生100年時代と言われている中で、ライフプランをどのように設計していくのは大事です。その中で、生活費、特に居住に関する固定費をダウンサイジングすることは大きいのだと思います。
マネーに関するいろんな本でも支出を抑える際に固定費を見直すというのは効果があると書いてあります。家賃が下がれば、その分、貯蓄や投資に回せるお金も増えて、将来的に使えるお金に余裕が出てきます。

②東京一極集中は続くのか

なぜ日本はこんなにも東京に集中するのでしょうか。これは完全な私見ですので誤っていたら是非ご指摘いただきたいのですが、経済を効率化させるために集中しているのではないかと思ってます。
日本の生産性は世界的にも低いといわれてますが、成長を高める方法としてコストを抑える方法があります。コストを収めるために取引先と近い方が様々なコストを抑えられます。そうすると、企業は集中し始めるのではないでしょうか。
ただ、今回のコロナをきっかけに一極集中しなくても経済活動が回ることが分かってきました。こうなると、一極集中の意味合いは薄れてきますので、地方移住と併せて、少しは解消されるのかもしれません。

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