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アスタキサンチンのパワーはホントにスゴい! ズバリお薦めサプリメントはこれだ!

 アスタキサンチンは、前編でお伝えした強力過ぎる抗酸化作用以外にも、まだまだスゴい力を持っています。
 後編では、抗酸化作用以外のスゴい働きを5つ説明したあと、アスタキサンチンのサプリメントの比較、そして、今お薦めの商品を一つ紹介します。
(記事の最後に動画を貼っています)

前編の記事はこちら


①抗がん作用

 下のグラフは、宮崎大学農学部富田純史助教授による動物実験です。
 がん細胞を植え付けたネズミを二つのグループに分けて、一方にはアスタキサンチンを与え、もう一方にはアスタキサンチンを与えずに飼育します。

 そして、各グループのネズミに、新たながん細胞を植え付けたところ、アスタキサンチンを与えなかったグループでは、新たに植え付けたがん細胞が日を追うごとに増殖したのに対して、アスタキサンチンを与えたグループは、その多くがに抑えられたということです。

 このほかにも、京都府立医科大学の西野輔翼教授らの研究で、肺腫瘍、皮膚がん、神経芽細胞腫の増殖に対しても、アスタキサンチンが抑制効果を発揮することが、明らかにされています。

 また、岐阜大学医学部の動物実験では、発がん物質による膀胱がんの発生が、アスタキサンチンの投与で抑えられたと報告されています。
 さらに、アスタキサンチンの八ヵ月間の投与で結腸がんのリスクが半減したほかに、口腔がん、肝臓がん、乳がんに対する有効性も示されています。(あくまでも動物実験)

②抗炎症作用 

 炎症はほとんどの病気の発火点、引き金になる。
 この研究は、ぶどう膜炎を人工的に起こしたラットの房水中の炎症度合いを調べたものです。

 ブドウ膜炎になったラットは、炎症度合を示すTNF-αの濃度が非常に高くなっていますが、アスタキサンチンはこれをしっかり抑制しています 
※ぶどう膜=眼の組織の一つ ※房水=眼球を満たす体液

炎症を抑制することにより、2型糖尿病、脳血管障害、心血管疾患、自己免疫疾患、胃腸疾患などの予防に働きます。

③筋肉疲労の解消 

 サケが産卵のために川を遡上できるのは、アスタキサンチンが持つ筋肉の疲労解消効果によるものです。

[人間の調査]
健常な男性(17~19歳)40名を2つのグループに分けて、20名にアスタキサンチンカプセルを、残りの20名にはプラセボカプセルを6ヶ月摂取しました。 

 試験開始時と3、6ヶ月後に筋肉持久力をスクワットの平均回数で評価したところ、アスタキサンチン摂取グループでは、6ヶ月で60%以上アップしました。
 アスタキサンチンを摂取しないグループの平均は、約20%アップにとどまりました。

[肩こりの緩和] 
 肩こりを強く訴える16名(女性13名、男性3名、平均年齢38.2才)に、アスタキサンチンカプセル(6mg)を4週間摂取してもらいました。その結果、4週間後で、平均血流量が有意に改善し、約24%もアップしました。


④眼精疲労の緩和、眼のピント調整

 私たちは、毛様体という眼の筋肉を動かして、レンズにあたる水晶体の厚さを調節してものを見ています。近くを見るときは毛様体を緊張させ、遠くを見るときは毛様体を緩めます。

 しかし、眼精疲労により毛様体が緊張しっぱなしだと、筋肉が固くなってピント調整が難しくなります。
 アスタキサンチンは毛様体の筋肉疲労を緩和して、ピント調整力を維持します。

 眼のピント調整と言えば、同じカロテノイドのルテインが有名ですが、そのために飲むFANCL【えんきん】というサプリメント(私も長い間飲んでいます。それもあって57歳でも老眼の症状はありません)にはルテインのほかにアスタキサンチンが配合されています。

⑤認知機能の維持

 これも重要です。というのは、認知機能の維持に働くということは、アスタキサンチンが脳まで届いていることを意味します。
 
 脳には、毒物を含めて何でもかんでも侵入されては重大なことになってしまうので、血液脳関門という、言わば関所のようなものが存在します。
 厳密に言うと、血液脳関門は良い物質と有害な物質を判別して、有害な物質を除去しているのではなく、一定の分子量(大きさ)以上のものは通れない構造をしているだけです。

 そのために有用な物質であっても、その全てが通過できるわけではありません。しかし、アスタキサンチンは血液脳関門を見事に通過できるため、認知機能の維持に働くのです。

 同じ効果が期待できる成分としてはイチョウ葉エキスが知られていますが、アスタキサンチンとイチョウ葉エキスを合わせて摂っていれば、認知機能の維持、言い換えれば、認知症の予防に対して大きな助っ人になることは間違いありません(もちろん頭を使っていなければダメです)

⑥国産のサプリメント

 ここからはサプリメントの説明に移りますが、その前にアスタキサンチンの1日の必要量について簡単におさらいします。
 ビタミンやミネラルのように明確な目安はありませんが、私が勉強した限りでは3〜6mg。少なくとも3mg、できれば6mgくらいで考えてください。

 それを前提に具体的な商品をピックアップして比較しますが、まずは大手国産メーカーの商品です 

                   1日目安量 税込価格

FANCL               6mg     1944円

D H C                 9mg     1555円

小林製薬    6mg     2052円

富士フィルム  6mg     4320円

 いずれも6mgをクリアしているので、その意味では合格点をつけられます。
 一見するとDHCがお得のように見えますが、FANCLの商品は、乳化吸収型という吸収を高める技術が採用されています。
 アスタキサンチンは油に馴染む脂溶性。その特性を生かした設計です。最終的にはどれだけ吸収されたか、ということにFANCLはこだわっているようです。

⑦輸入品サプリメント

輸入品は数があり過ぎるので、3つに絞って紹介します。

         1日目安量 税込価格

ネイチャーメイド  10、8mg     2030円 (15日分)

NOW FOODS            10mg     2043円 (2か月分)

Source Natural          12mg     4057円 (2か月分)

 ネイチャーメイドは大塚製薬が輸入販売していて、国産メーカーのイメージですけど、ここでは輸入品扱いにします。

 まず、1日の摂取量が10〜12mg。国産商品よりも多いです。が、12mg摂っても過剰症の心配はないので、より多く飲みたい方は輸入品をお薦めします。

 ネイチャーメイドは15日分なのでコスパがよくありません。他の2社は、この量、この価格で2か月分ですから、やはり安い!もっともコスパがいいのはNow foodsということになります。

⑧私のお薦めサプリメント

 さて、私はどのサプリメントからアスタキサンチンを摂っているのか、という話を最後にします。
 じつは、今紹介した国内外の商品のいずれでもなく、私が飲んでいるのは先ほど出てきたFANCLの【えんきん】です。 

 眼の栄養として長年飲んでいた商品ですが、2021年4月にリニューアルしてアスタキサンチンの含有量が4mgから6mgに増量されました。しかも乳化吸収型が新たに採用されて、吸収率がアップしました。

乳化製法をコエンザイムQ10で説明

 おもな成分と1日当り含有量は次の通りです。

ルテイン10mg 
アスタキサンチン6mg 
ゼアキサンチン2mg

価格は単品で2160円。私は定期便で3袋ずつ送ってもらっていて、すると1袋(1か月分)1749円です。
 中高年になって眼の健康もケアしたい人には、これ一つで十分なアスタキサンチンも摂れるので、きわめてクオリティーおよびコスパのよい商品だと言えます。

 最終的にはそれぞれの好みで選んで下さい。

まとめ

アスタキサンチンの抗酸化作用以外のスゴい働き5つを説明しました。

①抗がん作用 
②抗炎症作用 
③筋肉疲労の解消 
④眼精疲労の緩和 
⑤認知機能の維持 

アスタキサンチンは1日に6mg摂取すれば十分です。
国産のサプリメントでも6mgは確実に摂れますし、輸入品の場合は10〜12mgという強力な量を摂取できます。

 私は、ルテイン(眼の栄養素)とアスタキサンチンが同時に摂れて吸収率にも優れたFANCLの【えんきん】を愛用しています。
コスパ等を考慮して好みの商品を選んでください。

この記事の内容については動画もアップしています。


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