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【還元型・一択!】コエンザイムQ10サプリメントの選び方

コエンザイムQ10は、細胞でエネルギーを生み出し、活力ある毎日を送るためには不可欠な栄養素です。

ですが、食事からでは十分なコエンザイムQ10を摂取するのは難しいのが現実です。
そこで、コエンザイムQ10サプリメントの話です。

コエンザイムQ10のサプリメントを選ぶ時の大事なポイントを一つ説明し、実際の商品をピックアップして購入時の参考にしていただきたいと思います。

また、コエンザイムQ10サプリメントの効率的な摂取方法を一緒にお伝えします。
(記事の文末に動画を貼っています)

おさらい

コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリアがエネルギー ATPを生み出す際に不可欠です。

中でも圧倒的なエネルギー量、ATPが必要な心臓は、コエンザイムQ10に大きく依存しています。

コエンザイムQ10は、心不全をはじめ不整脈や狭心症など、心臓疾患の予防に期待できます。

コエンザイムQ10は食品からも1日10〜20mgは摂取できますし、最低限の予防と平均的なパフォーマンスを維持するには、その量で足りるかもしれません。

しかし、心臓疾患に対する積極的な予防と、日常のより高いパフォーマンスを目指すには、それだけでは不十分です。

その場合には、コエンザイムQ10サプリメントの摂取をお薦めします。

ポイントは「還元型」一択!

コエンザイムQ10サプリメントを選ぶポイントは(価格を除けば)ただ一つです。

コエンザイムQ10サプリメントには2種類あります。
酸化型(ユビキノン)と還元型(ユビキノール)。

酸化型は価格は手頃ですが、そのままでは生体で利用できず、体内の酵素で還元型に変換されてはじめて利用できます。

体内で製造するものは、酵素も栄養素も年齢を重ねるにつれてその製造能力は確実に下がっていきます。

コエンザイムQ10も体内で生成できる栄養素ですが、20歳を過ぎたあたりから生産量は下がり始め、40歳を過ぎるとほとんど期待できません。
酵素も同じです。

そのため、コエンザイムQ10サプリメントも、若い人であれば酸化型で構わないと思います。
が、中高年の場合は、酸化型を飲んでもどの程度利用されるのかが分かりません。

その点、還元型を飲めばもう変換の必要もなく、そのまま利用できます。
価格は若干上がりますけど、中高年の場合は還元型を推奨します。

還元型&酸化型の見分け方

還元型であるかどうかの見分け方です。

国内メーカーの商品には日本語で【還元型】と表記されています。
輸入品の場合は【ユビキノール】と表記されています。

輸入品の場合、酸化型であっても【ユビキノン】と明記されていますが、国産の場合【酸化型】とは親切に書いてはありません(私が知る限り)。

なので、【還元型】と表記されていないもの、何も書かれていない商品は酸化型だと思って結構です。

還元型コエンザイムQ10[輸入品]

では、コエンザイムQ10サプリメントの商品を、還元型に絞って4つ紹介します。
輸入品からです。

品数が桁違いに多い輸入サプリなので、還元型コエンザイムQ10も数多く存在するかと思いましたが、ほとんどが酸化型です。
理由は、還元型コエンザイムQ10は相応の技術がないと製造できないからです。

そこで、輸入サプリメント通販【iherb】で見つけた2つの商品を紹介します。
価格については、急激な円安や原材高などの影響により、今後も変動する可能性があるために表記しません。

一つ目は、Life Extension。
私がマルチビタミンミネラルを購入しているメーカーです。

ユビキノールと表記されています。

100mgのカプセルが60個(2か月分)入っています。

もう一つは、JarrowFormulas

こちらも、同じ100mgのカプセルが60個(2か月分)入っています。

還元型コエンザイムQ10[国内メーカー]

続いて国内メーカーの商品2つです。

最初は、DHCの商品。

還元型と書かれています。
1日の目安量は110mg(2カプセル)。

次にFANCLの商品。

1日の目安量は100mg(3カプセル)。

FANCLは独自の乳化製法によって、従来よりも吸収率をアップしています。

国内メーカーの方が安いかも?

輸入品の2商品は1カプセルで100mgですので、否応がなく100mgを摂取することになります。
が、果たして還元型コエンザイムQ10は、1日100mg飲む必要があるのか「?」です。

コエンザイムQ10は、元々うっ血性心不全の治療薬として使われていて、その場合の標準的な投与量は1日30mgだと聞いたことがあります。
しかもそれは酸化型です。

そう考えると、心臓疾患の予防や日常のパフォーマンスを上げるために還元型を100mgは必要がないと考えます。
もちろん飲んでも構いませんが。

DHCの商品は、1日2カプセル110mgを目安量にしています。
1カプセル55mgですが、それで十分だと思います。

FANCLの目安量は1日3カプセルで100mgです。
1カプセル33mgですが、先ほどの乳化製法を考慮すると、33mgでも問題ないと私は考えます。

DHCやFANCLの商品を1日1カプセルにすれば、輸入品よりも最終的にはコスパがよくなるケースがあります。
私は、予防のために、FANCLの商品を1日1カプセル飲んでいます。

ただし、元々心臓が弱い、すでに不整脈など心臓疾患を患っている、あるいは非常に疲れやすい(B群や鉄不足かもしれない、そちらの対策も必要です)ケースは話が別です。
そういう症状や傾向がある場合には、しっかり1日100mg摂った方が良いと思います。

効率的な摂取方法

コエンザイムQ10サプリの効率的な摂取方法をお伝えします。

ビタミンEも一緒に摂取することをお薦めします。
正確には、ビタミンEが不足してはいけないということです。

コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリアがエネルギー ATPを生み出す際に働くと共に、ミトコンドリアが活性酸素に攻撃されるのを防御する抗酸化作用があります。

それでは、細胞の外側、細胞膜を活性酸素から守る栄養素は何かいうと、ビタミンEです。
この場面でビタミンEが不足していると・・・。

ミトコンドリアに専念したいコエンザイムQ10が、応援に掛けつけることになります。
コエンザイムQ10が応援に駆けつけると、結果的にミトコンドリアで働くコエンザイムQ10が手薄になってしまいます。

したがって、ビタミンEも合わせて飲むと効果倍増です。
【ビタミンEサプリメントの選び方】の記事も公開していますので、ぜひそちらもご覧ください。

まとめ

コエンザイムQ10は食品からも1日10〜20mgは摂取できますが、心臓疾患に対する積極的な予防と日常のより高いパフォーマンスを目指すにはサプリメントの摂取をお薦めします。

コエンザイムQ10サプリメントは酸化型(ユビキノン)と還元型(ユビキノール)の2種類あります。

酸化型は体内の酵素で還元型に変換されてはじめて生体で利用できますが、酵素は年齢を重ねるにつれて製造能力は確実に下がりますので、中高年の場合は還元型を推奨します。

国内メーカーと輸入品、合わせて4つの商品を紹介しましたが、甲乙つけがたいという感じです。

単純な価格ではやや国内メーカーが高く思えますが、DHAとFANCLの商品は、1日の目安量が2〜3カプセルに分かれています。

100mg飲む必要がない人にとっては、逆にコスパがよくなるケースもありますので、それぞれの状況に合わせて選んでください。

また、コエンザイムQ10を飲む場合には、ビタミンEも十分に満たされていることが大切です。

この記事の内容については動画もアップしています。合わせてご覧ください。


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