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【最強食材】麹納豆でW発酵効果を狙え!

腸内環境を整える発酵食品としてよく知られる麹と納豆。
この2つを掛け合わせることで、究極のスーパーフード麹納豆が誕生して、驚くべき健康効果が期待できます。

この記事では、
麹と納豆の栄養素や予防効果
納豆を麹で発酵させるメリット
腸への効果

および
私も作った麹納豆、その作り方のポイントお伝えします。
(記事の文末に動画を添付しています)

納豆の栄養価はスゴすぎる!

納豆1パック50gに含まれるタンパク質は約8、3g。
これは玉子1個の約3割増しです。

しかも、納豆菌の作用でタンパク質がある程度分解されていますので、高い吸収率が期待できます。

ビタミンは、ビタミンB群(B2とB6が多い)、ビタミンE、ビタミンKが豊富です。

ビタミンKの代表的な役割は、
①血液凝固に働く(止血時)
②骨量の維持に働く
の2つです。

ミネラルは、
カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム
など。

最重要ミネラルのマグネシウムは、1パック50g当り50mg含まれます。
カルシウムとマグネシウムの比率は、概ね1:1といい比率です。

脂質には、動脈硬化や脂肪肝、アルツハイマー型認知症予防に働くレシチンが含まれます。

納豆菌は、乳酸菌やビフィズス菌を増やして、腸内細菌バランスを改善します。

ナットウキナーゼは、血栓を溶かすことにより脳梗塞や心筋梗塞など血栓症の予防効果があります。 

ジピコリン酸には、細菌とウイルスに対抗する作用、さらにはガン細胞のアポトーシス作用(自然死)で注目されています。   

ポリグルタミン酸は、皮膚表面に膜を作って肌を守り、大切な保湿機能を高めます。 

納豆を麹で発酵させるメリット

納豆には、これだけの栄養素があり、予防効果、美容効果が期待できます。

「だったら、納豆だけで十分ではないか」
と思いたくもなります。

確かにそうですが、一つ満たされない部分があるとすれば、発酵時間です。

納豆の起源は、大豆を稲藁に包んで保存することから始まりました。

すると、稲藁に含まれる豊富な納豆菌が大豆に付着して、時間をかけて発酵する。
これが「本来の」納豆です。

現代の納豆は、もちろん稲藁ではなく、人工の納豆菌を使って発酵させます。
人工の納豆菌がダメとは言いませんが、問題は発酵時間です。

工場で大量生産する納豆を、どれくらいの時間をかけて発酵させているのか、関係者でもなければ知る術はありません。

が、3〜4パックで100円台前半という商品価格から推測すると、
「じっくり発酵」は期待できないのかな、という気はします。

そこで、麹を使って発酵食品の納豆をさらに
「じっくり」発酵させようというのが、麹納豆の狙いです。

麹とは 麹の健康効果7つ

麹とはカビの仲間で、麹菌を米や麦、大豆などの穀物を使って発酵させたものです。
スーパーで見かける塩麹や醤油麹は、米麹を塩または醤油に漬け込んで発酵させた調味料です。

麹の驚くべき7つの健康効果は 
①消化を助ける
②腸内環境を整える 
③免疫力アップ 
④抗炎症効果
⑤抗アレルギー効果 
⑥美白・美肌効果 
⑦減塩効果
 

詳しくは、下の記事で解説しています。

お読みいただければ、必ず麹を使いたくなります。 

麹には、酵素が豊富に含まれます。

その特長を生かしたレシピは、肉料理と魚料理です。
酵素の中に、肉や魚のタンパク質を分解する消化酵素プロテアーゼが含まれているからです。

お肉やお魚が柔らかくなり、タンパク質がある程度分解されるので消化率が上がります。
麹は肉や魚の旨みも引き出します。

もちろん麹の酵素は、納豆のタンパク質も分解します。
納豆のタンパク質は、自身が持つ納豆菌である程度は分解されます。
そこに麹とのW効果で、屈指の消化吸収食材に進化します。

麹納豆の作り方、そのポイント

用意する食材は、
納豆3パック米麹(または麦麹) 
調味料は醤油と料理酒、みりん
お好みで、ニンジンや塩昆布を細かく刻んで加えます。

まず、調味料を合わせて沸騰させ、火を止めます。

[ポイント1]
60℃を切り始めたタイミングで麹を入れます。

麹菌は、60℃前後がもっとも活性化すると言われます。
一方で、麹に含まれる酵素や納豆に含まれる酵素(ナットウキナーゼ)は熱に弱く、60℃前後より高くなると死滅し始めます。

なので、麹菌と酵素を両方とも生かすために、
60℃を切り始めたくらいの、絶妙なタイミングで麹を入れるのがポイントです。

そのあと、よく混ぜて2〜3日くらい保存しますが、

[ポイント2]
すぐに冷蔵庫に入れずに、1〜2時間は常温保存をしてください。
酵素は、温度が低すぎても十分に働きません。 

1〜2時間というのは、その間にタンパク質分解酵素プロテアーゼに納豆のタンパク質を分解させるのが目的です。
タンパク質の消化率が上がり、納豆の旨みを引き出します。

2〜3日、冷蔵庫で熟成させたあと食べます。 
冷蔵保存で1か月は日持ちしますが、2週間を過ぎると味が落ちるようなので、2週間以内に食べた方がいいでしょう。 

ご飯や麺類、または蒸したジャガイモ、野菜、冷奴、オムレツ等にのせて食べてください。
料理サイトや動画で数件ずつアップされていますので、細かい点はそちらを参考にしてください。

因みに私は、Cookpadのレシピで作りました。

そのサイトとそれに近いレシピの動画サイト、
2つのURLを備考欄に添付しておきます。

【クックパッド】
https://cookpad.com/recipe/2997038

【動画サイト】
https://youtu.be/hgxJjrA06Qg

まとめ

納豆の栄養価は、
タンパク質
ビタミン
(ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンK)
ミネラル(カルシウム、マグネシウム、
鉄、カリウム)
脂質(レシチン)
納豆菌
ナットウキナーゼ
ジピコリン酸
ポリグルタミン酸
などです。

麹はカビの仲間で、麹菌を米や麦、大豆などの穀物を使って発酵させたものです。

麹の健康効果7つは 
①消化を助ける 
②腸内環境を整える 
③免疫力アップ 
④抗炎症効果 
⑤抗アレルギー効果 
⑥美白・美肌効果 
⑦減塩効果  

麹に豊富な酵素の中には、肉や魚、納豆のタンパク質を分解する
消化酵素プロテアーゼも含まれています。  

麹納豆の作り方のポイントは2つ

①一度沸騰させた調味料が、60℃を切り始めたタイミングで麹を入れること 
②すぐに冷蔵庫に入れずに、1〜2時間は常温保存すること

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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