健康的な最強おやつ(お菓子)5選
健康的な食生活は、1日3食の食事が決定づけることは言うまでもありません。
ただ、誰しも小腹がすいた時に口にするのが間食、おやつ(お菓子)です。
しかし、ここでスナック菓子やアイスクリームをパクパク食べてしまっては、日頃の努力が台無しになってしまいかねません。
この記事では、間食したい時にお薦めの健康的なおやつ(お菓子)を5つ選んで解説します。
健康的なおやつ ①ポップコーン
「えっ、ポップコーンって、映画館の売店でコーラと一緒に買って、映画見ながらポリポリ食べるヤツでしょ。体に悪そう!」
と思っている人が多いのではないでしょうか。
確かにコーラは論外。
また、キャラメルポップコーンなど、トッピングによっては薦められないお菓子です。
けれども、ポップコーン自体は決して体に悪くはありません。
ポップコーンは全粒穀物(皮)ですので、食物繊維が豊富です。
50g当たり5g近い食物繊維が含まれています。
マグネシウムや鉄などのミネラルも多く含まれ、
マグネシウムは50g当たり72mg、
同じく鉄は2、15mgです。
マグネシウム72mgはかなり貴重です。
少し意外なのがタンパク質。
タンパク質はなさそうに見えますが、
50g当たり5、1g含まれます。
これはMサイズの玉子1個より若干少ない量です。
それ以外に、ビタミンEや
ポリフェノールの一つフェルラ酸がポップコーンの栄養素です。
そのポップコーン、油を使わずに熱風だけでコーンを弾けさせる、エアポップ製法を用いた
エアポップポップコーンがお薦めです。
化学調味料や着色料、香料など添加物を使用しているもの、砂糖や塩を加えているものは極力避けてください。
健康的なおやつ ②ナッツ類
アーモンド、カシューナッツ、クルミ、ピスタチオなど。
ナッツ類は、世界的な健康食で知られる地中海食の重要なアイテムの一つです。
ナッツ類がすぐれているのは、含まれる脂肪酸です。
アーモンドには、オリーブオイルに多いオレイン酸が豊富です。
オレイン酸はLDLコレステロールを上げることなく HDLコレステロールのみを上げます。
これによって動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を予防します。
クルミに含まれる脂肪酸はαリノレン酸です。
αリノレン酸は、EPADHAと同じオメガ3に属する脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、
炎症抑制、血栓の生成を阻害、
血圧やコレステロール値の抑制
をはじめ、体に対してさまざまな健康効果をもたらします。
それ以外では、
アーモンドのビタミンE 、
カシューナッツのマグネシウムが目立ちます。
カシューナッツのマグネシウムは
50g当たり、120mg含まれます。同じく72mgのポップコーンよりも上回ります。
ナッツ類を購入時の注意点は、「素焼き」のものを選ぶことです。
せっかく良質な脂肪酸が含まれているのに、得体の知れない油で加工されていては、それが水の泡になってしまいます。
健康的なおやつ ③ダークチョコレート
目安として、カカオ70%以上のチョコレート。
チョコレートの健康効果は凄まじく、
血圧の低下
血流の改善
抗酸化作用
動脈硬化予防
脳卒中と心筋梗塞の予防
脳機能の改善
アレルギーの抑制
脂肪燃焼
ストレス解消
疲労回復
炎症抑制
など、サプリ顔負けの力を持っています。
これらの健康効果は、おもに
カカオマスポリフェノール(一部フラバノール)というポリフェノールによるものと思われます。
それ以外にもチョコレートには、
不溶性食物繊維、鉄、銅、マンガン、
そしてマグネシウムなどのミネラルが含まれます。
チョコレートに含まれるマグネシウムは、
カカオ100%として50g当たり157mg。
カカオ含有率に応じて計算し直す必要がありますが、ダークチョコレートであれば概ねカシューナッツ並みの量です。
マグネシウムは最重要ミネラルだと、note内で繰り返しお伝えしています。
おやつにカシューナッツやポップコーン、ダークチョコレートを取り入れることで、食事からの摂取量に十分な上乗せが可能です。
チョコレートを選ぶポイントは、
少しでも砂糖を少なく、少しでもカカオ比率が高いことです。
しかし、いきなりカカオ90%以上の商品を購入すると、ただただ苦い思いをして終わってしまう可能性があります。
最初は72%くらいから始めて、舌が慣れてきたら少しずつカカオ比率を上げてください。
健康的なおやつ ④サツマイモ
もうシンプルにサツマイモ。
無添加のものとか、素焼きがいいとか、砂糖が少なめとか条件はなく、加熱さえすればそのまま食べて、健康的なおやつがサツマイモです。
私が住む沖縄は、かつては男女ともに平均寿命日本一という健康長寿の島でした。
その理由は諸説ありますが、有力な説の一つとして、戦後しばらくは主食が米ではなく芋だったことが挙げられます。
糖質以外ほとんど栄養価のない白米と比べて、サツマイモには
ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、
葉酸、βカロテン、カルシウム、
マグネシウム、カリウム、食物繊維
が豊富です。
サツマイモは、自然な甘さがおやつにピッタリです。
サツマイモの甘さは、糖質の分解酵素アミラーゼが、加熱するとデンプンを分解して麦芽糖を生成するためです。
健康的なおやつ ⑤甘栗
サツマイモが体によいのは分かったけど、職場等では無理だと思います。
その点、甘栗はコンビニでも小さな袋で売っています。
また、ポップコーンやナッツは音がするので、気兼ねする人も多いです。
甘栗ならほとんど音が立たないので、大丈夫です。
甘栗に含まれる栄養素は、
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、
ミネラルがカリウムとマンガン、
それ以外には食物繊維とタンニンという
ポリフェノールです。
タンニンは緑茶で知られていますが、強い抗酸化力を持っています。
ただ甘栗は、健康そうに見えても
100g当たり164kcalと、そこそこカロリーがあります。
食べ過ぎず、小腹を満たす程度にすることが肝心です。
[補足]健康的なおやつ ヨーグルトは?
ヨーグルトはプラスとマイナスの両方がある、食べるかどうか悩ましい食品です。
プラスは乳酸菌、商品によってはビフィズス菌が摂れること。
マイナスは乳製品、原料が牛乳であることのデメリットです。
私のスタンスとしては、乳酸菌が含まれる食品は漬物や味噌など他にもありますので、積極的には食べなくてもよいと考えます。
とは言え、毎日の間食を、今回取り上げた5つの食品だけで回すのも飽きがくるかもしれません。
その場面でスナック菓子やアイスクリームを食べるくらいなら、ヨーグルトを食べた方が100倍マシです。
無糖のものを買って、無添加、砂糖不使用のジャムを混ぜれば、おやつらしくなります。
まとめ
お薦めの健康的なおやつ(お菓子)5つは
①ポップコーン(エアポップ製法がお薦め)
②ナッツ類(素焼きのもの)
③ダークチョコレート(カカオ70%以上)
④さつまいも
⑤甘栗
この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。
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