オリゴ糖食品お薦め3選
腸内環境を爆上げする、尚且つコスパ抜群の食材がオリゴ糖です。
もしオリゴ糖をまだ使っていないのであれば、確実に損をしています。
今すぐスーパーに行ってオリゴ糖を買ってください。
と、言いたいところですが、じつはオリゴ糖もさまざまです。
絶対「推し」の商品もあれば、正直「?」の商品もあります。
その理由から、手当たり次第何かを買う前に、やはり勉強が必要です。
この記事では、さまざまなオリゴ糖の種類とそれぞれの特徴を解説して、お薦め商品を3つ紹介します。
(記事の文末に動画を貼付しています)
オリゴ糖の健康効果とオリゴ糖が含まれる食材については、こちらの記事をお読みください。
オリゴ糖の種類と特徴
おもなオリゴ糖の種類です。
これ以外には、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖がありますが、ここでは5つに絞って話を進めていきます。
まずこの中で、買うべきではないオリゴ糖が一つあります。
一番下のイソマルトオリゴ糖。
難消化性の欄を見ると🔺がついています。
難消化性が🔺ということは、消化吸収されず大腸に届いてビフィズス菌のエサになるというオリゴ糖最大の特性が今一つ、ということ。
ビフィズス菌の増殖効果が限定的ということです。
また、ある程度腸で吸収されてしまうため、血糖値もそこそこ上がります。
非常に残念なオリゴ糖ですが、イソマルトオリゴ糖の商品は、スーパーでよく見かけます。
イソマルトオリゴ糖は、とうもろこしのデンプンを原材料として製造できるため、低コストで価格が手頃なのが理由です。
そんなことは知らずに多くの消費者が手に取っているはずです。
記事の冒頭で
「手当たり次第に何かを買う前に、やはり勉強が必要です」
と言ったのは、こういう商品に手を出さないためでもあります。
イソマルトオリゴ糖以外は「難消化性」が◯なので、消化吸収されずにビフィズス菌のエサになることが期待できます。
ラフィノース(てんさいオリゴ糖)とガラクトオリゴ糖の2つは、甘み欄に「低」の文字が入っています。
甘みが足りないということで多めに入れてしまうと、結局は砂糖と同じレベルのカロリーになってしまうので、気をつけてください。
また、1日10グラム以上摂り過ぎると、人によっては腸が炎症を起こして軟便になる可能性がありますので注意してください。
1日10gを上限に摂取してください。
どんなにいい食品でも
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
オリゴ糖お薦め商品3選
では、紹介した5種類のオリゴの中で一押しはどれかというと・・・・
フラクトオリゴ糖。
理由は、フラクトオリゴ糖はビフィズス菌だけではなく、最強の善玉菌、酪酸菌のエサにもなり、酪酸菌増殖に働くからです。
酪酸菌は、短鎖脂肪酸の一つ酪酸を産出するのに働きます。
酪酸菌の生命力は強く、胃酸にも熱にも抗生物質にも負けずに、確実に腸まで届きます。
酪酸菌が生み出す酪酸10の効果は、
①大腸上皮細胞のエネルギー源
②腸内細菌バランスを整える
③免疫の強化および免疫の調整
④腸管バリアの強化
⑤筋力アップ
⑥脂肪燃焼
⑦食欲抑制
⑧抗炎症作用
⑨抗がん作用
⑩糖尿病予防
それぞれの詳しい説明は、こちらの記事に譲ります。
せっかくオリゴ糖食品を購入するのであれば、フラクトオリゴ糖が絶対お薦めです。
甘味度も「中」なので、摂りすぎの心配もあまりありません。
フラクトオリゴ糖お薦め商品3選
⑴日本オリゴ フラクトオリゴ糖
キビブラウン
鹿児島、沖縄の国産サトウキビだけで作った、と表記されています。
700グラム入り、100グラム当たり
フラクトオリゴ糖40グラム。
私も定期的に購入しています。
地元産サトウキビのものを使いたいということもありますが、シロップタイプで少量ずつ垂らすことができ、使いやすいのがポイントです。
⑵日本オリゴ フラクトオリゴ糖
てんさい糖由来
キビブラウンと比較してみると、
内容量700グラムも同じ、
100グラム当たりフラクトオリゴ糖40グラムも同じ。
一体、何を目安に買い分ければばいいのかサッパリわからないので、日本オリゴに直接聞いてみました。
答えはこんな感じです。
キビブラウンはサトウキビ由来なので、糖蜜の風味が特徴。
スイーツなどに使うのに適しているのではないか。
てんさい糖由来の商品は、例えばコーヒーなど、甘みは加えても風味は変えたくないケースに向いている。
微妙ですが、それぞれの用途に応じて使い分けてください。
⑶ニチガ フラクトオリゴ糖
天然チコリ由来 粉末タイプ
500g入り
ベルギー産天然チコリ100%使用
チコリはヨーロッパ産、キク科の野菜です。
ノンカフェインのコーヒー風味飲料、チコリコーヒーでも知られています。
まこの商品は純度の高さ、純度97、5%であること、液体のものと比べても余計なものがほぼ入っていないことを売りにしています。
粉末なので、摂りすぎにならないようスプーンで測って混ぜる必要はありますが、それを除けばとてもいい商品だという気がします。
[おまけ]長沢オリゴ
最近人気がある商品に
「長沢オリゴ」があります
260グラム入り。
フラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖の混合です。
ガラクトオリゴ糖は善玉菌のエサとなるだけではなく、タンパク質の消化吸収をサポートする働きもあります。
一見「よさそうな」商品なのですが、
商品情報を読んでいくと・・・
原材料は、サトウキビでもチコリでも玉ねぎ、ゴボウでもなく、酵素反応を使って工業的に造られています、という表記があります。
工業的に造られたものでも、天然物に含まれるものと化学的性質は同じです、とまで書かれています。
が、自然の食べ物から作ることができる商品を、どうして工業的に作る必要があるのか、私には理解できません。
考えは人それぞれですが、今回の記事ではお薦め商品から外しました。
まとめ
数種類あるオリゴ糖の中で、イソマルトオリゴ糖は難消化性が今一つのため、ビフィズス菌の増殖効果が限定的になります。
イソマルトオリゴ糖以外は、難消化性に問題はありません。
ラフィノース(てんさいオリゴ糖)とガラクトオリゴ糖の2つは甘さ抑えめなので、多めに入れないよう注意してください。
炎症や軟便の可能性を避けるためにも、1日10gを上限に摂取してください。
一押しのオリゴ糖はフラクトオリゴ糖です。
フラクトオリゴ糖はビフィズス菌だけではなく、最強の善玉菌、酪酸菌のエサにもなり、酪酸菌増殖に働くからです。
フラクトオリゴ糖お薦め商品3選は、
⑴日本オリゴ フラクトオリゴ糖キビブラウン
⑵日本オリゴ フラクトオリゴ糖てんさい糖由来
⑶ニチガ フラクトオリゴ糖 天然チコリ由来
この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。
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