中学生からの喫煙の歴史と禁煙に成功した方法#後編

前回、前編として、喫煙のきっかけ～禁煙のきっかけまでを、まとめました。今回はその続きとなります。

・喫煙のきっかけ#前編
・禁煙のきっかけ#前編
・禁煙成功までの過程#後編
・禁煙成功後の現在の心境#後編

禁煙成功までの過程

21歳のときに挑戦した禁煙は当初は順調に進んでいましたが、2ヶ月後に挫折。その後の学生生活、及び社会人生活でも何度も金銭的な理由から禁煙したいと思い、挑戦するものの2、3日で挫折が続きました。

そこから本格的に禁煙を再開したのは27歳の時でした。当時は喫煙期間が人生の半分にも達していることに驚愕しました。また、社会人になってから分煙化が進み、喫煙所を探すのに苦労するようになりました。また、業務関係の難関資格に立て続けに挑戦する必要があり、勉強に集中しなければならない情況でした。

つまり、金銭的な理由よりも健康面や、喫煙にかかる無駄な時間をどうにか改善したいと考え、これをきっかけに本格的に再び禁煙に挑戦することになります。

1度挫折を味わっているので次に禁煙に1ヶ月ほど成功した際は、興味本位でも2度と吸わないように決意しました。また、禁煙は初期段階が非常にストレスを感じるのでなんとしても1回で成功できるよう、精神論による禁煙ではなく、医学療法を使うことにしました。いわゆる禁煙外来です。

早速禁煙外来を調べたところ近所に数件見つかりました。なかでも脳神経外科の病院に決めました。この病院を選んだ理由として特別な思いがあったわけではなく、駅から近かったので会社帰りに寄ることができるだろうという理由でした。

病院の予約を取り、診察にいきました。まずは呼気中の一酸化炭素濃度の測定を行い、簡単なカウンセリングを行います。ここで禁煙の意思を表明し、禁煙をするための飲み薬を処方されます。この薬を飲みながら始めの2週間は喫煙を続けてもよいとのことでした。その後、2週間後に通院して新たな薬をもらい、その後1ヶ月間隔程度で通院しカウンセリングや薬をもらうといったスケジュールです。

早速薬を飲むと、非常に気分が悪くなりました。個人差はあると思いますが、食欲も無くなり、気分が悪いのでタバコを吸いたいとは思いません。私はこの薬が本当に苦手で、結果的にこの薬が飲みたく無いから禁煙に成功したようなものでした。始めの3日間くらいはタバコを吸っていましたが、その後はタバコを吸いたいと思わなくなり、そのまま2週間後に診察を受けました。そこで更に薬をもらいましたが、もう飲みたくないので一切手をつけずその後の通院も取りやめることとしました。ただ、これによって禁煙に成功することができました。

ただ、2ヶ月ぐらいは油断できないので、喫煙者との関わりをできるだけなくしタバコがいつでも吸えてしまうような環境には身をおかないようにしました。3ヶ月程度経過すると自分にとって新記録ですし、過去の失敗経験から1本でも吸うと終わりということがわかっているので、なんとしても吸わないように過ごしました。薬は最初の2週間以降は飲むことはありませんでした。

禁煙成功後の現在の心境

禁煙成功によっていろいろな効果があると言われていますが、自分が一番効果を感じたことは寝つきの良さと、目覚めの良さです。もともと眠れなかったので自然と夜型になり、深夜まで起きていることが多く、そのため朝も苦手で遅刻もしばしばやってしまうような生活でした。しかし禁煙後は寝つきも目覚めもよくなることで生活リズムがかなり改善されました。これは今でも感じていることです。

禁煙して4年程度立ちますが、今もタバコを吸いたくなるか、と言ったことが一番気になるかと思います。普段はタバコの存在自体を忘れているのでなんとも思いません。周りでタバコを吸われても正直、哀れだなと思うだけでむしろ同情しています。ただ、稀に気分が良くなったときなどふと吸いたくなるときがたまにありますので、タバコって本当におそろしいと思います。

しかし、これは一時的なもので2分ぐらいで忘れてしまうようなものですのでそこまで気にはなりません。もう2度とタバコは吸わないと決意したので、一瞬の欲求により、健康、時間、集中力や安定した生活リズムを失いたくないので今後もタバコを吸うことはありません。

これから禁煙したい方や今禁煙を始めているけど不安な方は、まずは騙されたと思って禁煙外来に行ってみてはどうでしょうか。自分が喫煙によって禁断症状に陥っているということを再認識させられますし、禁煙に対してより前向きに決意できると思います。

タバコは少なくとも700円までは上がると言われています。おそらく1000円ぐらいまで上がることになるでしょう。タバコのほとんどは税金で出来ています。政府は税金を取れるところから取りますので、値段を上げても吸い続けてくれる喫煙者から取るのが簡単なのです。個人的には政府の思い通りに操られているような気がして、こういう政策的な観点からも止めようと思いました。増税だけでなく、分煙化がどんどん進み喫煙者が生き辛い世の中になっていくのは確実ですので、是非禁煙をオススメします。