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構造設計に求められる「一旦、持ち帰らない力」

どうも、新人構造設計者のボクです。

構造設計という仕事は、審査機関や上司、客先に対して自分の設計について説明する必要があります。

前の記事では、日々、「なぜ?」と疑問と好奇心を持つことが大切だという話をしました。

今回は、説明に対して、相手から当然、質問が返ってくるわけです。そのレスポンスに対して、「すみません、一旦持ち帰ります」と言わない能力が重要だなあと最近感じています。

つまり、相手の質問に対してその場で答えることができる能力です。

なぜ、その場で答えることが重要なのか?
•自分の設計に対してしっかりと取り組んでいる印象を与える
•信頼関係を築くことができる
•発展的な会話をすることができる

などなど、理由はいくつかありますが、一番は、仕事を増やさない、ことだと思います。

その場で答えることができれば、スムーズに仕事が進めることができますし、相手に再度説明する時間や自分が確認する時間をとる必要がなくなります。もちろん、しっかりと裏付けをとる必要が場合など例外もありますが。

特に、構造の評定では、委員会の先生方から質問が飛んできて、いかにその場で答えることができるかで、質疑回答書の量も委員会の回数も変わってきます。

対応として2パターンあると思います。
•どんな質疑にも対応できるように事前に準備する
•その場で瞬時に考え、答えを導く

前者は質問を網羅することは無理なので、できれば後者を鍛えたい。

具体的な方法は、考え中ですが、ロジックとストーリーを用いてやってみようと思います。

ロジックは、答えが一つしかない場合で、同じ道筋を辿れば、その答えにたどり着けるようなことに役立ちます。

ストーリーは、起承転結のようなイメージで、こうだったけど、こう言われて、結局こうなったという物語を自分の頭の中で作ります。そうすることで、情報が整理され、説明もそのまま伝えることができます。

この能力は生まれながらの才能などは関係なく、訓練すればできるようになると思っています。あとは、意識するかどうか。とりあえず、頭をフル回転させて、その場で答えるようにしていこうと思います。

一旦、持ち帰らないパワーーーーーーー

以上です。


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