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ドリーマーズハイな僕の夢番地

僕には夢がいくつかある。

でも欲張りだから、そのどれもまだ中途半端になっている。

自分の中でも整理するためにいくつか挙げてみる。

1.ヒーローとして
2.大好きなものへの没頭者として
3.自由な表現者として
4.物語の冒険家として
5.自然を感じるものとして

1.ヒーローとして

ひとつは、経営コンサルタントになること。

たくさんの働く人たちをかっこよくすること。
僕は使命をもって誰かのために動いている人がかっこいいと思う。

そして、会社は日本中だけでも約178万社もあるが、そのひとつひとつがきっと理念やそのための使命を掲げていると思う。

今はほとんど形骸化し、名ばかりになっているところばかりだとみればそうかもしれないが、
創業時は本当にそうだったのだろうか。なにかしらのエネルギーの根源があったから、
この言葉を紬ぎ、掲げたのではないかと信じている。


僕はそのために会計コンサルタントになろうと思った。
数字という客観性を持ったもので確実な貢献をしたい。
また、組織の数字は人を内側から事細かに表す。


話は少し遡るが、
コンサルタントという職業に興味を持ち始めたのは、思わぬ場面だった。

高校の頃の漢文の授業で、
『蘇秦と張儀』という内容を読んでいた。

彼ら(蘇秦や張儀)は縦横家(/遊説家)と呼ばれ、
群雄割拠の中華の時代、
どの国にも所属せず、各国を渡り歩き、その国の王に自らの戦略を説いて、それがうまくいけば報酬をもらえ、それによって生計を立てているというものたちであった。


キングダムなどで聞いたことがある人も多いかもしれないが、合従策、連衡策といわれる策略を説いた話も載っている。

この漢文の授業を聞いて、
なんとなくだが彼らの生き方がヒーローみたいだと思った。

もちろんこれはもっと学問をつきつめたものからしたら、解釈違いだとうつるかもしれない。

でも、なんとなく憧れた。

今現代にも似た仕事はないかと思い、
「戦略、サポート」などと検索したらすぐにその文字が目に入った。

”コンサルティング”

これだ!と思いそこからは一直線だった。

総合学習の時間でもテーマが自由だったので、
これについて調べていたと思う。

一枚の紙に考えたことをまとめて発表していた

このようにして、経営のコンサルタントになりたいと高校生の頃から思い続けて、
大学も経営学部に進学した。

大学時代はより明確に焦点を絞っていく時間だった。

まず会計という分野にであったこと、
そして、所属していたNPOを通して、たくさんの人に出会い、また中小企業のことをたくさん知ったこと。


日本の企業の99.7%が中小企業である。

そして人口の約7割が中小企業で勤めている。
そして、ひとつひとつの命がそこにある以上、
彼らには家族がいる。

だが、現状日本の中小企業黒字割合は3割程度(33.6%)だ。

本来は使命を掲げて、誰かに幸せを届けようと没頭していた彼らの仕事も、

いまではライスワーク(彼ら自身の生活をするため、目の前の飢えをしのぐため)になってしまっている。

でも僕らは日頃、名前は知らないだけで数えきれない程多くの企業、人々に支えられて生活をしている。

今当たり前のように使って文字を打っているこのPCの部品も、
次の日には届く宅配便も、服も、食料品も、ベッドも、移動するにも。

生活を豊かにしてくれていた、
彼らこそ僕らのヒーローだったのだ。


だからこそ今度は、1つでも多くのそんな中小企業が、
彼らの掲げる使命に没頭できるように、
自分がヒーローになりたいと思った。

そして今現在、会計のコンサルティングをおこなっている税理士事務所から内定をいただき、

今この大学4年生のうちはアルバイトとして働かせてもらっている。

だが、まだまだ一人前になるには程遠い。

まずはここで実務経験を積みつつ、
税理士の資格を取ることが僕の目標になっている。



2.大好きなものへの没頭者として

ふたつめの僕の夢は、
かなり今までの話とは方向性が変わるが、
いつか、日本の焼物と日本酒のお店をやることだ。

これらは僕の好きなもの。


このふたつはどちらも生きていると思う。

焼物でいえば釉薬の流れや窯変、使っていくなかでの変化。
日本酒でいえば、酵母や各工程での時間、気温や湿度での味の変化。

どちらも変化の中で生まれ、変化の中で生きている。

見えないところで行われるそれらが、
僕の想像力を刺激してくれる。

そしてそんな“好き”を掛け合わせて、
100倍にして好きなものの魅力を伝えたい。

日本の焼物のすてきさを知ってほしい、
日本酒の美味しさを楽しんでほしい。


二つを掛け合わせるとはどういうことか。

それは、
焼き物を実際に口に触れさせて楽しむこともでき、
お酒の味わいも増して相乗的に魅力を伝えること。

また、焼き物、日本酒それぞれの造り手が人生をかけて作った作品に浸ることができる時間にもなる。


作り手がいるということを知るとさらにストーリが生まれる。

もう少し具体的に練るべきだとは思うが、
やってみたいことを箇条書きで羅列してみたことがある。

・焼物(酒器) × 日本酒のお店

・お客様の気分や好み、歩んできた人生に合わせてマッチするような味の日本酒と、それをより楽しむことのできる焼物を併せて提供したい

・でもこれだとちょっと単価が高すぎて買ってもらうところまでいかないかな

・だからゆくゆくはシェフを雇って、飲食店として合う料理と一緒に提供したい

・ギャラリー有田(https://gallery-arita.co.jp/)の日本酒版
(☝ここは食後のコーヒーや紅茶を、店中に置かれている有田焼のコーヒーカップから好きなものを選んでそれで飲むことができる飲食店)

・さすがにお酒なのでお客さんにお店の中歩き回って選んでもらうのは危ない

・こちらから選んでもらった日本酒に合う酒器をおすすめして提供する&気になる酒器を指してもらえばそれを選んで、今度は酒器側に合う日本酒を提供する

・気に入った酒器は購入できる、日本酒も頑張って取寄せる


まだまだアイデアの羅列段階だが、いつか本業で収入が安定したら、
こんなふうに自分でお店をやってみたいと思っている。



3.自由な表現者として

3つめの夢は、曲を作ること。

芸術家チックなことをいっているが、
僕に音楽の才能はない。

でも楽器は大好きだ。


祖父が和太鼓の先生だったため、
物心ついた時から太鼓や篠笛に触れていた。

そして、ずっと和楽器の感覚に馴染んでいたのだか、
中学の頃に姉がアコギで弾いていた曲から、

RADWIMPSというバンドに出会った時に今までの反動で強烈に衝撃を受けたのを覚えている。


(この文章のテーマである夢にちなんで、この2曲を貼り付けておく。2曲とも僕が死ぬほど何度も聞き続けた曲だ。)


RADがかなり思想観の濃いアーティストだったため、
僕の中では、音楽に“言葉”を乗せて表現することへの興味が湧いた。

だが中学、高校の頃は詩を書くなんて、
「イタいやつだ」、「ポエマーだ」なんて揶揄して言ってる人たちも周りにいたから、

対称に言葉を紡ぐということがすてきだと思っていた自分の感覚にほとんど自信が持てなかった。


でも、こっそりと書き溜めていた。

携帯を持ち始めてからデータを引き継ぎ続けた僕のiPhoneのメモはだいたい1,000件ある。

1行、2行の言葉の羅列だけのものもあるが、
生活しててふと心が揺れた光景は、可能な限り自分の言葉に変換して残してきた。

今現在はそれがスマホのメモからTwitter、そして、このnoteというツールに変わった。

時代とともに僕に味方してくれるツールが増えたような気がした。

そして、
こんな言葉たちを音に乗せたいと今思っている。


僕ができるメロディを奏でられる楽器は、ほとんどギターだけである。

コンピュータを使った音楽制作も全く知らない。
これができたらかなり自由度高いんだろうなと思うが。。
(1年時間があればじっくり勉強してみたいなと思う。)

自転車に乗りながら、シャワーを浴びながら毎日鼻歌でメロディを考えてみながら、
いいかもと思ったフレーズは録音し、あとからギターで音を探すというのを繰り返している。

ゆっくりだが、ゆっくりでいい。
言葉を材料にした、曲という構築物に、
たくさんの感情たちが住めるように大切に作っていきたい。



4.物語の冒険家として

いつかこの世のありとあらゆる物語を読み尽くして、そして家から飛び出したい。

本を読むのが好きだ。
自分は読むスピードは遅いが、記憶力はあると思う。

本の中で読んだ情景に頭の中で足を運んでいるから。

でもいつかは自分のこの身をちゃんとそこに置きにいきたい。
何があるか、何が起きるかは全く分からないけど、それもそこにいってないと本当かどうか分からない。

今の僕はまさしく、
アンデルセンの書いた『絵のない絵本』で月から毎晩世界の話をきいている筆者と同じだ。

いつかはそんな月から聞いた世界を冒険してみたい。

(でも独りだとちょっと心細いから、誰かと一緒に行きたい)



5.自然を感じるものとして

最後のは死ぬ前でもいい。

いつかのnoteの記事にも書いたが、森の中に焦げ茶のログハウスを置いて生活したい。

本を読んだり、曲を作ったり、
そんなことを木や花や水と澄んだ空気を介して、四季を語らいながらしてみたい。

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さて、ここまで挙げたものたち。
全部今は中途半端だ。半人前以下だ。


でもどれも諦めるつもりはない。


こんな楽しみがあるから、
明日を生きようと思えている。

もしかしたら夢を追っているときの方が自分は輝いているかもしれない。

だから、今言葉にした夢たちは僕の命だと思って抱き続けたいと思う。

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