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世界一周に行ってきます!

皆さんはじめまして。

私は2023年12月10日より世界一周の旅に出発する。

昔から長期で海外を旅することが夢だったため、それを叶えるべく、思い切って会社を辞める選択をした。具体的なルートと旅のコンセプトを簡単に紹介したい。


・旅のコンセプト

世界一周のブログやSNSアカウントをみると、とても勇敢でコミュニケーション能力が高そうな方や、キラキラしていて多くの人が羨ましがるような方をよく見かける。私は彼らのことをとても尊敬しているが、自身の性格は、どちらかというと内向的で、コミュニケーション能力も低めである。他人に自慢できるようなキラキラとした経験をするつもりは全くない。

そのような私の性格を前提として、以下の点を旅のテーマとして掲げていきたい。

コンセプト①面積の大きい国を旅をする

「日本で味わえないことを経験する」

これが海外を旅する大きな目的の一つである。私にとっての「日本では味わえないこと」というのは、果てしなく続く大地を感じることである。

日本の様々な都道府県を旅をしてきて、各地の名産や有名なスポットなどには非常に満足したが、どうしても日本では味わえないことは、「スケールの大きさ」である。

日本は海に囲まれた島国で、国土のほとんどを山が占めている。少し移動するだけで、山か海に必ずぶち当たるので、土地の広さという点に対しては感じることが難しい。

中国やロシアといった大陸国家を旅したとき、どこまでも続く大地、地平線に完全に虜となってしまった。

今回の旅のルートでは、広大な土地を持つ国を中心に、時間をかけて旅をする予定だ。

コンセプト②寝台列車に乗りまくる

私は学生時代から時間があるときに長期で旅をしてきたが、一番思い出に残った旅と言えば、ロシアをシベリア鉄道で横断したことである。

移り変わる景色を見ながら、うたた寝したり、他の乗客と交流したり、ご飯を食べたり、何もすることがない移動時間だからこそできる時間の使い方は、一見無駄に見えるが、思い返してみると、何にも代替することができない贅沢なものであった。

列車は、現地の人が日常的に使う必要不可欠なインフラの一つ。
目的地や境遇が全く異なる多くの乗客が、同じ空間の中で時間を共にする感覚は、まるで色々な人の人生を傍観しているかのような感覚を覚える。

インドや中央アジアなど、鉄道が発達している地域では、できる限り寝台列車を使って贅沢な時間を過ごしたい。

コンセプト③自分の常識の埒外にいる人に出会う

YouTubeで在日外国人の人が言っていた一言。
「日本は便利だけど、檻の中にいるような感じがする」

私は日本にしか在住したことがないが、この言葉には激しく同意をする。

日本では年齢や性別を基準として、「しかるべき姿」が存在し、みんながそれを守るよう圧力をかけれているような感じがする。日本は秩序の保たれた安全な場所であると定評があるが、それの副作用として、同質的な人が多すぎて、気付いたら日本の常識や慣習に縛られているといった状態になりがちだ。

旅に出ると色々な外国人に出会う。あと、日本では決して会えないような常識外れな日本人にもたくさん出会う。彼らと関わることは、楽しいというよりも、自分の考えの範囲外にいる人たちなので、どちらかというと苦しさや自分に対するもどかしさといったマイナスの感情が湧き出てくるだろう。

彼らと出会い、交流することは、私の考え方をぶっ壊してくれる。関われば関わるほど、私はより日本社会に適合しない人間になるであろうが、日本の常識の外から物事を見られることは、日本社会を気楽に生きていく上で非常に有用なスキルであることは間違いない。

今回の旅を通して、良い意味で非常識な人になりたい。

・旅のルート

旅のルートをざっくりと紹介する。注意点としては、途中の出会いや考え方の変化により、ルートを大幅に変える可能性がある。

ただ、よほどのことがない限り、大まかな旅のルートは変えないつもりである。

・旅のルート

①インド(12月~1月)
 ・カオスと汚さに順応する修行の旅
②ヨーロッパ【英、仏、独、伊、西】(2月~4月)
 ・歴史と町並みを堪能する旅
③中央アジア(5月~8月)
 ・ユーラシアの大地と共産主義を味わう旅
④中東とパキスタン(9月~12月)
 ・ムスリム世界とモスクを巡る旅
⑤南米【仮】(1月~4月予定)
 ・地球の裏側の世界を見る旅

私の世界一周の旅の大きな特徴として、南米とアフリカにあまり興味がないということである。というのも、もともと世界史に興味があり、その舞台はユーラシア大陸が中心だからである。

従って、2024年の一年間はユーラシア大陸を重点的にめぐっていきたい。

元々南米は行く予定はなかった。しかし、地球の裏側にある日本から一番遠い地域である。フルタイムで仕事をしていると、なかなか行くことができない場所だと思ったため、2025年に行くことにした。

・やりたいことができる環境を享受できるのは幸せなこと

これから約1年、色々なトラブルや嫌なこともあれば、一生の思い出となる楽しいこともたくさんあるだろう。私は会計士や医者、看護師といった食いっぱぐれることのない資格は全く持っていないため、旅が終わった後の予定は全く決っていない。

ただ1つ言えることは、
「やりたいことができる環境にいる自分は幸せである」ということ。

安全に気を付けつつも、思いっきり旅を楽しんでいきたい。






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