DC映画『ジョーカー』観て感じた「ここ好き」ポイント
ジョーカーとは、アメリカンコミックスのヒーロー「バットマン」に出てくる悪役でバットマンの宿敵。
映画ジョーカーは、そのバットマンの宿敵であるジョーカーという存在が『生まれる過程(アメコミでは、オリジンと呼ばれる)』をがっつり描いた映画になっています。
映画を見ていて「ここ好き」と思ったポイント
・演出、ストーリー、曲が芸術のように美しい。
・ひたすら悲しくて辛くて重い。
・これぞまさにジョーカー。
この映画はザ・悪役を主役にした映画ですよ!という感じの作品ではなくて、犯罪映画というかノワール系の作品のようであってそうでもなくて、「一人の男の苦しみを描いたドラマ」という形になっていました。
演出もすごく良くて、曲も古き良きアメリカな感じで、ただそれがどこか異質で。映画をクライム系の作品だとかアメコミ系の映画だとか、簡単にカテゴライズできない作品になっていました。
ジョーカーは、運悪くあのような下で生まれてしまって、一般的な人間としては運の悪さが極振りしていて、でもそんな彼でもある一点の方向では運が突き抜けていた、という感じでしょうか。ただひたすら運が悪く、そんな彼がたまたまとある件で脚光を浴びた…。そんな感じの人生で。
ただの人間が極限の運の悪さで生き抜いた結果と言いますか。
私もこの前、給料が下がったばかりだし、嫌な人って本当にいるよねってジョーカーに共感できる面があるなと思いながら見ていました。
とはいえ、映画をずっと見ていくと「あれ…?」って思うところが出てくるんですよね。
それがジョーカーの良さでした。
どこまでが現実でどこまでが非現実だったのか…。
彼は英雄なのか、道化なのか…。
そして真の悪とは社会そのものなのではないか…?
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