『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』観ました
※映画視聴前の人は読まないほうが良いかも!
ヴェノム最大の敵がついに実写化! 待ちに待ったこの日がやってまいりました。
視聴を終えた感想は、可もなく不可もなく。満腹というより腹八分といった印象。前作のヴェノムを加えた人間関係の良さはあって、そこは楽しかった。
ただそれを差し置いて語りたい部分がありました。
まずは不満点。
この映画のカーネイジはものすごく強敵で狂暴だったけど、頑張れば倒せるという感じ。めちゃくちゃ暴れまわるしその怖さが爽快なんだけど、もっと大暴れしてる姿が見たかった。もっと大殺戮してる感じを出してほしかったなって。殺してる感が少なかったのは、流血表現がないように感じられたからでしょうか。この辺は前作でヴェノムがSWAT?相手に暴れまわる場面を思い出しましたね。
ただ…。暴れまわる場面は好きなんですが、もっともっと見たかった。個人的には、2部作にしてほしいくらいにもっと見たかったですね。カーネイジが単独で好き勝手暴れまわる場面は、その部分しかなかったので。
そしてイカれていて、ただ暴れまわってるように見えるけど、単純に暴れまわってるわけじゃないこともわかります。いやまあ、その辺の車にちょっかいかける感じで殺してるんだけども。
なんというか、同情を覚えてしまうような感じのキャラになっていた印象。そこは悪いところではないんだけども…。こういうのは好きだけども…という感じ。でもクレタス・キャサディってそういうキャラだったっけ?
カーネイジの凶悪な攻撃や武器も「あー、これゲームとかで見るやつだ!」って感じでとても良かった。
だけど…。意見の不一致だったりで、利害が一致してたライオットに比べるとどうしても見劣りしてしまう部分がありました。その点がライオットのほうが強かったんじゃないか?って。
正直なところ、冷徹で冷静なライオットの方が怖かった。
カーネイジってこういうキャラだったっけ?違くない?
どちらかというとヴェノムの方がカーネイジ適正あるんじゃない?って今回は感じてしまいました。なんならライオットの方もカーネイジしてる。
サム・ライミ監督のスパイダーマン3のヴェノムの方がカーネイジしてた(見た目と攻撃のしかた以外は)!
また、ヴェノムの食人描写で前作から思っていたことですが、ヴェノムが人間を食べないと生きていけないという設定もエディのヴェノムっていうより、スコーピオンのヴェノムじゃん(人間を食べる点で)って思ってたんですよね。これに関しては、エディが進んで人殺しをしないからこそ(こじらせがちな正義感はあれど感性は普通の人間なので当たり前ですが)、人を襲う理由付けとして付け加えられたものだと思っています。
シンビオートの特性である寄生した生物のアドレナリンを摂取して生きるという設定だけじゃ弱かったんだろうなぁ。私としては、シンビオートに寄生された影響で人格が狂暴化して、それを必死に抑えようとする姿を見たかったんですよね。
実写ヴェノムの理由付けとしては悪くはないとは思うけど、そこが前作から少し残念だと思ってたところです。
あーあ、もっともーっと暴れるカーネイジが見たかった!!!! カーネイジが主役の映画作ってくれ~~~~!!!!!!
物足りねぇ…! もっと血を!!! とまでは言わないけどもw 物足りねぇ!!!!!
良かった点。
エディがクレタスの凶行を止めるために動く流れは、原作の流れを取り込んだんだろうと。もともとエディは正義感が強いから前作の出来事が起きてヴェノムになったわけだし、と納得いきました。
カーネイジが生まれた過程も良い。
前回がエディが立ち直る物語なら、今回はヴェノムの成長物語。
今回もエディとヴェノムの掛け合いがとても良かったです。
アンの彼氏のダンは今回も良かった。というか頑張ってた! やっぱ嫌いになれないなぁ。前作の印象も悪い人じゃないし。ダンは、今作でいじられキャラとして確立された感じがします。
シリーズ物の2作目はだいたい破局になりがち。スパイダーマン2(サム・ライミ監督版とアメイジング含む)とかね。
そしてここからがもっと閲覧注意!
今作の登場人物、シュリークやマリガン刑事もいろいろ気になりましたが…。
エンドクレジットの挿入映像がめちゃくちゃ考察したくなる。
シンビオートは長命っぽいですね。何かが起きた瞬間聞こえてきた声で「あ~~~~そうくる~~~~~!?!?!?!!?!?」ってなりました。聞いた瞬間わかる声。
ヴェノム自身は、とある存在について知ってるみたいですね。そしてどうも気に入らないらしい。
だからこそ、カーネイジ出すの早かったんじゃないか?って思ってしまったんですよね。
ヴェノムの上映前にモービウスの予告が流れました。予告見た瞬間「あー、モービウスも見てぇ~~~!」ってなりました。
モービウスの「俺はヴェノムだ」って発言からすると、映画ヴェノムとモービウスの世界観は同じかもしれない?それとも、”俺達”とは言ってない別のヴェノムを知っているとか…?
どちらにせよ、モービウスもとても気になりますね。2022年公開とのこと!
スパイダーマン:ノーウェイホームも待ち遠しい!
ついに来年、いや来月ですね!