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映画:クリード チャンプを継ぐ男

February 26, 2024
Creed (2015) /クリード チャンプを継ぐ男

「クリード」は、かつての世界ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードの遺児アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)の物語。アドニスは、ボクシングの世界で名を挙げるため、父のかつてのライバルであり友人だったロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)をトレーナーとして求める。ロッキーは当初は渋るが、やがてアドニスの情熱に打たれて指導を引き受ける。アドニスは、自分自身の名前を確立し、過去の影から抜け出そうとしながら、壮絶な戦いに挑む。

ロッキーシリーズは子供の頃から観ていた映画で、旦那とも観た。
作品としては3作目までが秀逸で、そこで終わるはずだったらしいが、4作目を作製したとか。商業的には4作目が良かったらしいが、評判はイマイチ。子供の頃は、わかりやすい話の方が印象に残っているため、主人公の内面に焦点を当てたものより、アメリカ対ロシア、とか最新技術で作られたサイボーグ対昔ながらの人間味のある主人公、といった話が好きだった。

そして、そのアポロの息子がボクサーになり、ロッキーを師とする新たなシリーズがクリードとのこと。

評価も良いとのことで、観てみた。

IMDbより

ロッキーがいい感じに歳を取っていて、本当に月日が経ったと思わせるのがいい。当時のアポロに子供がいたのかどうか、は覚えていないが、母親は別にいて、浮気相手の子供という設定でうまく辻褄を合わせたと思う。

偉大な父の影で苦しむ、という設定は正直そこまで感じなかったが、ロッキーと一緒に成長するところも、試合の結果も、「ロッキー」を思い出させてくれる演出だったと思う。

IMDbより

ロッキーの病気などは、まぁ、ちょっと浅いエピソードかもとは思うが、思ったよりロッキーが昔関わった人たちと連絡していなさそうで、実際、そんなもんだろうなと思った。

最愛のエイドリアンは亡くなっていて、問題ばかり起こしていたポーリーも亡くなっていて、息子とは疎遠というところも、ロッキーシリーズを引き継いでいる感じがした。

元チャンピオンなのに、あまり華やかな感じで生きていないのも、現実味があって良かった。

IMDbより

アドニス役の人の、役作りというか、身体作りには本当に驚く。それくらい、ムキムキで、すごいなと思った。

この後は、ロッキー4のドラゴの息子がでるとか、ちょっと鑑賞するモチベーションが起きるかはわからないが、「クリード」自体は、昔のロッキーシリーズをうまく引き継いだ感じがして良かった。

(終わり)

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