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映画:フォードvsフェラーリ

February 20, 2024
Ford v Ferrari(2019)/フォードvsフェラーリ

監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、ジェイソン・ケラー
出演者:マット・デイモン、クリスチャン・ベール

主人公キャロル・シェルビー(マット・デイモン)は、フォード社の依頼を受け、レーシングドライバーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)と共に、世界最高峰のレース「ル・マン24時間レース」で勝利を目指す。フォードは、長年に渡るライバルであるフェラーリに対抗し、アメリカ製スポーツカーのGT40を開発。困難と挫折を乗り越えながら、シェルビーとマイルズは協力してレースに挑み、歴史に残る熱い戦いを繰り広げる。

なんとなく夜に見る映画を探していて、ふと選んだ。前評判などは気にせず。それほど長いわけでもなく、俳優陣も豪華なので外れないだろうと。


IMDbより

素直に面白かった。実話を元にしたストーリーのようだが数年前からF1を再び観るようになって、F1以外のカーレースにも若干の興味を持っていたところに、ル・マンでこんな歴史があったとは。

アメリカに住んでいるとアメ車はあまり人気がなく(壊れやすい)、新車を買っても値崩れがひどいと言われていた。今は、技術も改善してはいるが、それでもテスラを除けば、日本車はまだ人気だと思う。加えて、サンフランシスコに引越してきてから、ヨーロッパ車もよく見かけるが。

そんなアメリカの大衆車フォードがル・マンに挑戦していて、3連覇していた時代があったらしい(フェラーリも参画していたとは!)。

俳優陣が豪華ということは、力をいれた映画なので、もちろん脚本も笑いあり、シリアスなところがありと言いバランスだし、単純なレーシングの場面ですらアクションのような臨場感とドキドキ感があって、昔みたトム・クルーズの「デイズ・オブ・サンダー(1990)」とは大違いだった。正直デイズ・オブ・サンダーのおかげでこの手の映画を避けていたところもあったので、食わず嫌いを克服できた。

これまたあまり好きな俳優でないジョシュ・ルーカスが出演していたのだが(「メラニーは行く(2002)」がたまらなく嫌だった。)本当にこんなことしたの?というくらいの嫌な奴だった。キャストとしては合ってると納得。

レースの最後は残念ではあったが、主人公の一人であるクリスチャン・ベールは特に気にしていないというか。レースの最後でこれまでの破天荒な、自分中心の考え方から何かを得た感じがあって、個人的にすごく感動した。

人は一人で生きているのではない。仲間がいてこそ人生。

と、勝手に思っている。

映画の最後には衝撃的な結末が待っているのだが、個人的には予測はできていた。ここまで映画でやるってことは。。ね。という感じ。

食わず嫌いだったカーレーシングの映画だったが、とにかく面白い。アクションではなくヒューマンドラマであるし、友情であるし。

満足のいく映画だった。

(終わり)

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