2024 Marin Headlands(2)
March 16, 2024
後半は巻いてハイキング
Marin Headlands Trailの続き。
ビーチ沿いもトレイルとしては続いていたので、少し足を取られながらも先に進んだ。ビーチを抜けると山を登り始める。
花も咲いているが、トカゲなんかもみかけた。
変わった花も見つけた。
ミヤマシトド(White-crowned sparrow)。
黄色いくちばしが可愛い。
一つ目の山を登ると、頂上には何か軍事施設の跡のようなものがあった。
このあたりはFort Cronkhite(フォート・クロンカイト)といって、サンフランシスコ湾岸防衛のための要塞が集まっていたそうだ。第二次世界大戦時まで使用されていたとか。
今回は訪れなかったが、Nike Missile Site SF-88というサイトもあるようだ。
知らなかったので驚いたが、ハイキングをしていると、Battery Townsleyほどじゃないが、ところどころに軍事施設の跡が見られた。
確かに、サンフランシスコは海に面しているし、この時代になってくると、ロシア(冷戦時代)や日本(太平洋戦争)が攻めてくる可能性を危惧するのもわかる。
平和な時代になったのか、この大砲を放つところで、壮大な景色を見ながらランチを食べている人がたくさんいた。
戦争は風化されていく。
ところどころに見える、武器庫というか山に掘られた軍事施設。
ゴールデンゲートブリッジもみえる。
当時はどんな世界だったのかと話していた。そういえば最近、ゾディアックを観たな(70年代から80年代にかけてのサンフランシスコだったけど)
このあたりの地層も珍しいので興味深かった。
大した勾配ではないのだが、小さな丘を何度も乗り越えるトレイルだった。
ヒメコンドルやタカのような鳥を探したのだが、いたのはカラスだったが、ポーズを取ってくれたので撮影しておいた。
ワタリガラス(Common Raven)。
この土嚢の様なものが、いつのものかはわからないが、結構たくさん見た。
このあたりで一番高い丘の上には、何かの建物の跡があった。
おそらく軍事施設だと思う(フェンスがあり、その横に門番のための小さな建物があったので)。
建物は老朽化しており、立ち入り禁止だった。
確かに、ダクトのようなものが落ちて来ていたし、建物からたくさんの金属が飛び出していたので、あれが落ちてきたら刺さって死ぬかもと思った。
落書きがものすごくあったのが残念。もし軍事施設の残りだったら、もっときちんと維持してほしい。
少しでっぱりの場所があったので写真を撮ってみた。
歩いてきた道もみえる。
最初のあたりでかなり時間を使ったので、途中から写真を撮るのをやめて、とにかくハイキングのスピードを上げた。
途中で緑とオレンジの蝶を見かけた。
花もずっと咲いていて、サンフランシスコの雨期が終わり、春が来た感じがした。
最後の最後だけ、平らなトレイルを歩き、無事ビジターセンターに到着
家から本当なら車で30分ほどのところにこんな史跡があったとは。
鳥も沢山みられるようなので、また来たい。
(終わり)