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2019 IcelandとLaugavegur Trail (9)

July 1, 2019
Landmannalaugar-Hrafntinnusker

目指すはHrafntinnusker。距離にして12キロ。

始まりはこの坂道だった。傾斜は大したことないが、いきなり坂道なので注意を払いながら行く。

小屋を抜けるといよいよ55㎞のLaugavegur Trailが始まる
トレイル付近は複数のトレイルが交差しており、デイハイクの人も見かける

歩き初めて数分でもう景色に感動しまくる。天気が快晴で太陽の光がついよからか、カラフルで壮大。

手前は岩なのに奥には雪山

岩山が続くかと思えば、緑色の草原のような山がでてきたり。

少し歩けば草原に覆われた山
温泉の煙が多く上がっている

もくもくと温泉が吹き出ていたり(そして硫黄臭もすごい!)。

あまり近づいてはいけない

雪解けでできたかもしれない池が現れたり(こういう水辺は綺麗だけど、実は虫がたくさん飛んでいて大変)。数歩進んでは、写真を撮りたくなるような景色ばかり。

この辺りまでは複数の短いトレイルがあるので、装備が軽めのデイハイカーにたくさん遭遇する。

先まで続くトレイルが確認できるのがLaugavegur Trailのいいところ

ここから岩山を登っていく。
これが結構急で、また足場が悪く、結構注意が必要だった(降りてくる人にも注意)。

小高い山からみた風景

登り切ると、壮大な景色がみれる。

さらにこの辺りで一番高い山へ続く別ルートもある(1200m)が、その頂上に登っていく人たちをみるだけで、私たちは進む。

ずっと先まで続くトレイル
残雪と岩のコンビネーション

シャチの模様みたいだなぁとか考えていた。

だんだん雪景色になっていく。

それでも7月初旬のわりに、雪は少なかったと思う。
情報収拾のために色々な人のブログやサイトを参考にしたが、7月は結構雪があって、テントも雪の上に立てたという話が多かったのに。

温暖化なのか、単に去年、雪が少なかったのか。
遮るものがないのでずっと遠くに氷河が見える。

雪が少なかったおかげで、道もわかり易く、ほとんどが歩きやすい。

休憩はほとんど取らず、途中で一度ウィダーインゼリーを食べただけ。その時に荷物を下ろし、レンズを望遠に変えたが、この壮大な景色だと、広角レンズで十分だった。

最初の12キロは、温泉、山、岩、雪、氷河と様々な自然を一気に楽しむことができる。本当に壮大ですごい。

小さいのだけど、何度も何度も丘を超える。
これが結構足にくる。
雪の上に小道のようにあるのが、前の人が歩いたあと。実は、これ、階段になっている。

こういう雪に覆われた丘が頻繁にあるため、前に登った人たちがつけた足型を気をつけてたどる。雪は溶けつつあり、水分を含んでシャーベット状に変わっているところが多く、つま先を突っ込みながら滑らないように気をつけて登る。

写真より実際は怖い

荷物も重いので、特に雪山を登るときはバランスを崩さないよう、注意をしながら、そしてお互い離れながら登っていた。

標高1000mあたりで、かなり一面が雪になる。

このあたりは逆にトレイルはなく各々に雪の上を歩いたようだ

その中でふと現れた。
ここで(小屋はもうほんの先)ブリザードのため低体温症で亡くなった人のメモリアル。

今回、天気には恵まれたので気づきにくいが、天気が崩れると霧や吹雪で視界が悪くなんていうのはザラにあるらしい。

黒い岩が珍しいなと思った。火山の岩なのかな。

念のため、トレイルのアプリを観ながら進んでいたので、もう少しだと奮い立たせた。

カーブを曲がれば、一気に視界が変わり、ハット(山小屋)が見えた。
まばらにテントも見え、人も歩いている。

最後は山を下ることになるので、疲れた足をいたわりながら到着!

Landmannalaugar-Hrafntinnusker (12km)
所要時間、4時間半。

(続く)

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