「第3回教養のエチュード賞」は、自分にとってのお焚き上げだった
今回の教養のエチュード賞に提出した文章は、自分の中での現代思想を取りまとめたものだった。端的に言えば、卒業文集みたいなものだ。(実際には博士号満期中退だけれども)
ベケットの「ゴドーを待ちながら」から始めデリダの歓待論、フロイトとバタイユの不安、ラカンの徴候とファロス、アガンベンのホモ・サケル論、鷲田清一の臨床哲学とさまざまな分野を薄い線でなぞったものであった。
おそらくこの類の文章を書く機会には、もうほとんど恵まれないであろう。なんせ読む人が少ないし、資料を読み込むのも一苦労だから。
さて、次はなにを書こうかなぁ。
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