港区 保活①コトハジメ-全体観を得るまで-

保育園探し、もとい、保活。
「甘く見ていると痛い目を見る」という強迫観念だけ持っていた。
いずれにせよ仕事には復帰せざるを得ないだろうから、預けない選択肢はない。「保育園に入れなかったら…?」という不安が強くあった。

保育園の目処をつける、ために妊娠届を出して母子手帳をもらったときに、一緒に「保育園のご案内」という冊子をもらって簡単に区役所の職員の方に説明を受けた。

今振り返って思えば全然理解していなかったと思う。

普通に冊子を読んだら分かる人もいるのかもしれないけれど、少なくとも私はわからなかった(正直、たくさんの情報が書いてありすぎて読む気にもならなかった)

その後、区役所に3回ほど訪問、その間に自分なりに情報収集も進めていまはある程度の全体観を理解できたと思っているので、その歩みや学びをまとめておきたい。

※まだ産まれてもいないので、申込み等はこれからです

時系列の歩み

1.2020年8月

姙娠届けを出しに行き、母子手帳を受け取ってからそのまま「保育園のご案内」も受け取った。ただ、出産のタイミング的に申し込みは翌年度のため、10-11月に発行される最新年度のものを得たほうがよいという話があった。

申し込み対象年度ではないけれど、概要を掴むには変わらないということで古い年度の保育園のご案内を受け取って少しお話を伺った。

このとき知ったのは、申し込みは申込者の「指数」によって上から順に決定される、ということと、申し込み時の「最低指数」というのが開示されていてそれをみることでどの程度の「指数」があれば内定できるのかが分かるということ。

大体、共働き家庭で週5、8時間勤務だと、指数は夫20+妻20=40になる
以下の港区HPを見ていただくと分かるように0歳児よりも1歳児の方が全般的に指数が高い。41とかないと入れなかったりする園もちらほら。

以下は令和3年度の4月2次入所に向けた空き状況。これを見ても0歳児の方が空いている。(0歳児のほうが入りやすいということすら知ったのは割と最近なのだけど・・・逆にこれを見る限りは0歳で入れるなら港区だったらどこかしらには入れそうということでもある)

2.2020年10月~11月

ここで最新の保育園の案内をもらいにいく。ここは貰いに行っただけ。

3.2021年2月

3月から産休に入ることになっていたので、ここらへんから保育園の見学ができるのではないかと思い、保育園に関するリサーチを始める。

調べる中でいくつかわからないことがあったのでそれをまとめて聞きに行った。

・認証や認可外に預けた場合、助成を受けられる?ということは認可に入れるのと一緒?
 →(回答)認可外は160時間以上の月極契約をしている場合に補助がもらえて、MAXで10万円までというのが異なる
・認可外の助成で「証明書あり」「証明書なし」という記載があるがこれは何によってわかるのか?
 →(回答)東京都のHPに認可外保育施設一覧があり、ここに証明書の有無の記載がある

・港区保育室の位置付け(上記の東京都HPに証明書ありの施設もあれば、なしの施設もあったため)
 →(回答)港区が待機児童減少のために作った独自施設。ただし、保育内容や保育料は認可施設と同様。(申し込みも)

自分が聞きたかったこと以外に職員さんから必ず育休をフル(1年半~2年)とるために待機児童にする申し込み方法もある、と教えてもらった。
やり方は簡単で、申し込みの書面にそれを望むかどうかのチェック欄があり、それにチェックするだけらしい。
私は使わないと思うが、できるだけ子供と一緒にいたいというワーママにとっては活用できる制度なのではないかと思う。

質問したものの一部明確な回答をもらえない質問もあった。このときに「保育コンシェルジュ」なる制度があることを教えてもらう。どのようなことが聞けるかわからなかったが、藁をもすがる思いで予約した。

4.2021年3月

保育コンシェルジュとの面談。1時間ほどの面談で、保育園の手続きの概要などを一通り教えてもらった。これまで調べていたことも含めて整理された。
コンシェルジュ、とはいっても各園の特徴とかを教えてもらえるわけでなはく、認可/認証/無認可の違いであったり、港区の保育園の申し込み制度についての詳しい説明をしてくれる役割を果たしてくれた。

個人的な反省としては、保育園について考え始めた時点で予約しておけばより早く全体観を掴むことができるので良かったと思う。
保活を始めようと思ったひとは、とりあえず早めに予約して聞いておくのをおすすめしたい。
(とはいえ、こういう話しはまとめて動画とかにして区のHPなりに置いておいてくれればいいのに、と思った・・・それだけでだいぶ業務負荷も軽減するのでは・・・)

なお、自分の子どもをそれぞれの保育園の特徴を聞いて、どの保育園に通わせるのがベストかを相談できるわけではなかった。あくまで「園庭の広い区立は人気がありますよー」とかその程度。

保育コンシェルジュと話して最も良かったと思ったのが、「育児休業明け入所予約」について教えてもらったこと。保育園入園のご案内の一番最後になんとなく存在しているページなのだが、いまいちどういう制度かわかっていなかった。

要は、1年フルの育休を取ってから、子どもを保育園に預ける予約をする制度。
多くの人は4月入所を目指すけれども、そうすると、生後半年だったり、8ヶ月だったりのタイミングで預ける事になってしまう。そうではなくて、子どもが9月生まれなら、この制度を利用することで1年間フルで育休を取って、9月から保育園に入れることができる、という制度。

特にポイントは2つ
・申し込みできる対象者は、4月入所の申し込みをしていないこと
・申し込みできる園は区立の保育園(及び保育室)に限られ、かつ1園のみであること

令和3年度の育児休業明け入所予約制度の場合、子どもの生年月日は令和2年5月1日~令和3年4月1日まで。
私の場合、子どもが3月(+4/1)産まれになるのか、4/2以降に生まれてくるのかで保育園の申し込みに分岐が出てくる。
もし3月産まれなのであれば、4月入所の申し込みもしていない(し、タイミング的にできない)ので、この入所予約制度を使えそう。(4月に産まれた場合は、4月入所が0歳児扱いになるので個人的にはベスト)
3月に生まれてきたら年度途中に放り込むしかないかと思っていたので、新しい選択肢がわかったことだけでもとても嬉しい。

しかも、申し込みできる園は、区立の保育園に限られるということだったが、むしろ区立の保育園の方が人気で4月の2次の空きもなかったため、ある意味朗報。1園しかチャンスがないのは辛いけど。

かつ、コンシェルジュの話によると、去年まで各園の定員は2名だったが、3~6名に増員しているということでより制度が活用しやすくなったらしい。
実際の定員枠や去年の実績は港区のHPに詳しく載っていた。
去年の実績を見る限り、倍率は最大6倍。今年、もし応募者数が増えていないのであれば、募集定員が増えている分、入りやすいはず。

去年の実績を見るに、人気のない保育室であればほとんど希望通りにストレートで入れそうでもある。ここらへんは人気園にワンチャンかけるのか、確実に入れる安牌を取りに行くのかのチョイスになりそう。
私は、子どもが3月に生まれてしまった場合は、一番入れたい人気の区立にワンチャンかけようと思ってます。
育児入所制度が落ちた場合には、最近できた保育園だったり保育室はまだ募集定員的に余裕がありそうなので今年度中の入所を目指します。

自分のリサーチと、港区の職員の方々へのヒアリングを通して、保育園の制度がどのようになっているのかの理解と、自分の場合はどう対応していくのかの方針を立てることができるようになった。

しかしながら、自分でやっていてかなり非効率なプロセスだな、と思ったのでもう少し、自分が理解した内容を今後まとめていけたらなーと思っている。

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