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髪の毛すきたい気持ちはわかるけど、すけばすくほどダメージにつながるよ。

本当に髪の毛が多いのか問題


お客様を担当していて1番多いオーダーが

“量が多いのですいてください”

これです。


軽くすると動きが出るし、
乾かすのが楽になる。

気持ちはすごくわかるんですが、
一つ疑問を持っていただきたいのが

“あなたの髪の毛本当に多いですか?”



髪の毛をすくということは
本来カットラインをぼかす、だったり
動きを出すために入れるものです。

すくというのは、
根元から抜いてる訳ではなく、
間を間引いているのです。
なのでもちろん根本には髪の毛は残ります。

"根元にだけ毛量が残るということがどういうことかわかりますか?"

毛先の毛量がどんどん無くなって貧相になり、
根元だけボリュームが溢れる
頭でっかちなスタイルになってしまうのです。

量は全体的に多くなってしまうかもしれないけれど、
毛先に厚みが残っていた方が
シルエットが綺麗に見える
のです。


貧相な毛先のまま髪の毛を伸ばすことはできず、
きっとどこかで毛先を整えなければいけなくなるので
結局は伸ばしたくても髪の毛がなかなか
伸びてくれない
、ということが起きます。

すく量を増やすとどうなっていくでしょうか?


答えは、毛羽立ち、アホ毛が増えます
短い毛がたくさん出来るので当たり前ですよね。
アホ毛がたくさんできるとどうなるか。

パサつくんです。
傷んでないのに、傷んで見えてしまうんですね。


くせ毛の方は、
髪の毛が多いと思っていたけれど
実は癖で膨らんでいるだけで実際多くない場合が
多々あります。

癖で膨らんでいる場合、
すけばすくほどクセが動き出し
髪の毛が余計に膨らみます。
パサつき、膨らみ、
それでも更にすき続ける。

その先に綺麗な髪の毛があるのでしょうか?


あなたの髪の毛本当に多いですか?


ダメージさせていないですか?


個人的な見解だと、全くすかない事が
1番綺麗に見える方法だと思っています。
変な短い毛が出てこないのだから。

それでも全く量をすかないのは生活していく上で
不便なので最低限はとります。
ただその最低限のさじ加減が美容師さんによって
異なります。


今の髪の毛の現状を一度見つめ直してみるのも
いいかもしれません。

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