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日本が好き過ぎて、留学先のアメリカから帰ってきた理由

私は高校の時、姉の影響で自分も海外に行くものだと中学の時から決めており、その気持ちのまま、高校2年生から3年生にかけて、1年間アメリカに留学しました。

その後、高3の夏に日本に帰ってきたのですが、その後も日本の大学に行く気になれず、アメリカの大学に行くことになり、4.5年の月日をアメリカで過ごした後、日系企業に内定を得たので、日本に帰ってきました。

20年前の当時でも、アメリカに留学している日本人は7割ほどがアメリカで就職します。

それは、色々な理由があるのですが、
主にアメリカの方がマーケットが広いとか、大学で勉強したことをそのまま仕事でも活かせて、キャリアアップしていけると考える人が多いからです

もう1つ大きな理由として忘れてならないのが、
アメリカ人ではない人がアメリカで働くためには、就労ビザというのが必要で、本来であれば日本にあるアメリカ大使館に行き、就労ビザを得るために自分を正当化し、これが出来る、あれが出来る、この企業から就職の内定をもらっている、などあの手この手でビザを取ろうとするのでが、その時の政権によってもビザを発行してもらえないようなこともあり、いきなりアメリカで働くのは高いハードルがあるのです。
ところが、アメリカの大学卒業者は、卒業して1年間は働けるビザが習得できるという特典がありました。

これを理由に、日本に帰るのはいつでもできる。アメリカで働くことは滅多にできる事ではないから、アメリカで働こう、という人たちが多いのです。20年以上経った今でもアメリカに住み続けている友人が複数人います。

ではどうして、私はアメリカに残らず、日本に帰ることを決断したのか?

私は、アメリカに残ろうなどと、微塵も感じず、卒業したら絶対に日本に帰ろうと決めておりました。

それは、5年間のアメリカ生活の中で私特有の2つの理由があったからです。

1つ目の理由:お風呂に入りたい

20そこそこの少年のような男が、何をおじさんみたいなことを言っているのかと言われてしまいそうですが、5年間、特に寒い日にお風呂に入れずシャワーの生活しか出来なかったことがつらくて仕方ありませんでした。
私自身、そこまでお風呂好き(オフロスキーw)だとは思っておりませんでしたが、無くなって初めて気付く事ってこういうことなんですよね。

アメリカでもバスタブあるじゃん、って言う方もいらっしゃいますが、実はあまりないんですよね、お湯を溜めれるバスタブって。

なので、もうどうしてもお風呂に浸かって、い~湯だな♪としたかったわけですね。ちなみに今でも、長風呂をする方で、平気で40分とか入ってられます。長風呂は身体に悪いとか諸説あるようですが、そんな科学信じません。自分の気持ちが良くなるなら、もう幸せホルモンでまくりなわけです。それに勝る科学はありませんから。

2つ目の理由:日本食が食べたい

これは賛同が得られるでしょう。もしかすると、今の時代、アメリカでも欧州でも、日本食ブームとなっており、ラーメンや寿司だけでなく、居酒屋なんかも海外に出店が進んでいるようですが、さすがに私が滞在している中西部(田舎)には、あまり日本食レストランがありませんでした。

友人が済むLA(ロサンジェルス)に遊びに行った時に、吉野家に入ったことがあるのですが、当時は高級品で丼とプリンのセット(謎?w)が、10ドルくらいしました。当時、マクドナルドのセットで5~6ドルでお腹いっぱいになっていたので、倍ほどするこの食事に驚いてました。

今、アメリカではインフレが凄いみたいなので、同じものを食べても20ドルとかするのかもしれませんが。。。その前に同じプリンセットがまだあるのかは気になる所ですがw

日本食ってなんなのさ?っていうと、
普通にラーメンや丼でいいんです。

私が居たアメリカ中西部の田舎にあったのは、KobeとかTokyo、みたいな、
アメリカの中規模都市には必ずある日本の鉄板焼き屋さんです。

鉄板焼きは値段も高く、貧乏学生が頻繁に行けるような店ではありません。なので、日本食にありつけず、たまに日本に帰ると、スーツケース一杯に日本食を詰めてアメリカに戻っていったものです。

お風呂と日本食。
この二つがめちゃくちゃ恋しくて、日本帰国一択で帰ってきました。
アメリカにStayする人生もあったかもしれませんが、日本に帰ってきて本当によかったな、って今でも思ってます。

あって当たり前と思っているものが、無くなると、本当にその存在の大切さや有難みを感じるものですね、というお話でした。

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